僕の趣味はつくづく時代と真逆の方向に走ってる。小説を書きはじめてそれがより強く実感できる今日この頃。
ファンタジー全盛期の中、こってこてのジャパニーズSFやサイバーパンクが大好きだし、十年前は完全に死にかけてた怪獣が大好き。
友情、努力、勝利が大好き。それはもう主人公がボロボロに負けて、血のにじむような努力をして新必殺技でドーン！！が大好き。
そのなかでも時代に逆行して好きなのが『めんどくさいヒロイン』何て言うか女の子は男を振り回すものだと思うんですね、元気な娘でも控えめな娘でも。
元気な娘は分かりやすいですね、男の両手をつかんでハリケーンの様に振り回すんです。トラブルに男ごと突撃して行ったり、ピンチに放り込んだり、いやがる男をぶっ飛ばしたり。で、ボロボロになった男を抱き締めるんです。飴と鞭効果ですね。
逆に控えめな娘はちょっと難しい、何て言うか……太陽系？
ほら、太陽は真ん中で微動だにせず（実際には動いてるけど）たたずんでるけど、その回りでは惑星達が勝手に飛び回っている。
これを女の子に当てはめると、女の子は控えめでなにも言わずにそこにいる。で、その回りを勝手に何か思い込んだ男が勝手に気を使い、勝手に振り回される。女の子はそれに何か言いたいが控えめなので言えず、永遠と男は振り回される。
これが控えめな太陽系型ヒロイン。
嗚呼、流行れよめんどくさい系ヒロイン。なんでもうんうん言ってくれるヒロインなんてドラマが生まれにくくて書きにくいだろうに……メグルはめっちゃ書きにくい。
よし、次はめんどくさいヒロインを書こう。
なんかめっちゃめんどくさくて、なおかつリアリティがないからイライラしないヒロインがいる小説あったら教えてください。ハルヒは今読んでます。
以上、水田の気持ち悪いヒロイン語りでした。