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夜の仮面について

こんにちは
宮原陽暉です。

『夜の仮面』は、怪盗と刑事のラブストーリーを書きたい。
そう思いたって書き始めた作品です。

最初はラブコメをイメージしていたのですが、どこをどう間違えたのか、人がバンバン死ぬわ、拷問シーンがあるわと、まかり間違ってもコメディとは呼べないシロモノになりました。
辛うじてその名残りは、刑事(ヒロイン)と悪魔(恋敵役)の対話シーンぐらいでしょうか笑

どこで道を誤ったのだろう?

まず怪盗が主人公であるならば、敵は貴族だろうと決めました。
ここまでは大丈夫です。

次に貴族と敵対するならば怪盗(主人公)にチートを与えなければ、そこでチョイスしたのが何故か悪魔との契約。
ここで方向性がちょっと狂いました。
悪魔と契約するバックボーンを考えると怪盗よりも義賊としたほうが良いのでは?
結果ダークヒーローのようになってしまった。

でもまだ挽回は可能だろうと思っていました。
まだまだコメディの要素は追加可能だ。
ですが、私の妄想はなかなか制御がききませんでした。

悪魔がいるなら天使もいるでしょう。
いやいや天使がいるなら神が必要なはずだ。
神がいるのなら最低限の宗教はなければいけないだろう。

ここでコメディの要素がほぼ消えました。
仕方がない今回はコメディを諦めよう。

次にラブの要素です。
このときの私はこう考えました。
コメディが入らないのであれば、ラブ多めで行こう。
いっそ相反する立場にいる二人の葛藤でラブを盛りあげようじゃないか。

そうして書きあげたプロットを見てこう思いました。
あれ?
ラブ要素薄くね?
キスシーンも無くてラブ多めと言えるの?
そもそも自分のほぼ皆無な恋愛経験からして、ラブを盛りあげるのは、無理じゃないか?
ここでラブ多めも諦めました。

そして色々なことを諦めて完成した『夜の仮面』
皆様に楽しんでいただけたのであれば幸いです。

未読の方は是非ご一読ください。


※次こそはラブコメを書きたいと思いますので、気が向きましたら次回作もよろしくお願いいたします。

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