夕方、繁華街で女性が刺された。 　彼女は“にとうりゅう”という言葉を残し、亡くなってしまった。 　果たして犯人は？

　さして興味もなかった文化祭の演目に、わたしはくぎ付けになった。 　彼の奏でるギターは、他のメンバーと世界が違う。 　わたしは、彼を推す活動をはじめた。 　ところが……。

　娘が何か面白い話はないかと言うので、母の体験談を聞かせた。 　母は、とても勘のいい人だった。

　クラブをお題に漫才ペアが軽快にトークを繰り広げるっ。

　幼稚園児の樹里亜はおばあちゃんが大好き。 　だってゲームも絵も、すごくうまいから。

　うちのインコはあざとかわいい。 　ちょっとしたイタズラなんかは可愛さでお咎めなし。 　家族にはその手が通じても、わたしはそうはいかないからね。

　僕はそんなウワサは信じていなかった。 　商店街の端っこに、女の人の幽霊がずっといるって。 　でもそこが通学路になって、本当だったんだって実感した。 　マチコさんは、全然怖くない…

　一年と少し前、車にひかれかけたわたしを助けてくれたのは近所の中学のジャージを着た人だった。 　でも顔は逆光で見えなかった。 　わたしを助けてくれたヒーローと同じ中学に入学したけ…

　腕利きの産業スパイに新たな任務が届いた。 　貿易会社の社長にしてマフィアの男が飼っている猫を連れてきてほしい、という。 　その猫の手が、情報の扉を開ける鍵だというのだ。

　とってもよくしゃべるから「ムダ口さん」なんて言われちゃってる坂口さん。 　けど今日は「無口さん」になってる。 　どうしたんだろう。 　気になりながらも塾の帰り道を歩いてると、…

　かつて魔物の大侵攻を食い止めたパーティの一員だった剣豪、ガルドが亡くなった。 　ガルドの孫、アーティは、祖父の日記に秘技が記されているのではと聞き、日記を開くことにした。 　だ…