• 異世界ファンタジー
  • エッセイ・ノンフィクション

9/17 ギフトお礼 & キュートな日?

nobu0522様より素敵なレビューをいただきました!
連載開始早々、ありがとうございます!٩(ˊᗜˋ*)و

shigemi-s様
kaka111様
611470様
hope-hope様
suiren_20様
sabukayo様
maymai様
sakukae1028様
luerue様
samuraiger様
inemurineko様
11名様よりギフトをいただきました!
いつも応援ありがとうございます!( ´ ▽ ` )ノ

第1章に7話追加で、10/7までの連載となります!

書籍作業とスケジュールが重なったせいか、かなり推敲が甘かったようです。
まだまだ隠れていると思うので、誤字脱字を見つけたらお知らせください。
ひとりで全部を発見するのは無理です!( ̄▽ ̄)
開き直り。

今日はキュートな日だそうです。
そういえば、去年もあったような?
即席SSを書いてみました。
オチも何もないですが、お暇つぶしにどうぞ。

◆◇◆◇◆

今宵の月はいかが?

 夕食を終えた食堂に、メエメエさんがひょっこり顔をのぞかせた。
「夜分失礼いたします。今夜は月がきれいなので、皆さん月見をいたしませんか?」
 んん? お月見?
「ほぉ、おもしろそうだね」
 父様が乗り気になったみたい。
「いいですね、出てみますか?」
 リオル兄も立ち上がっていた。
「それでは皆さん、訓練場の芝生のほうへどうぞ」
 それだけ言うと、メエメエさんはスーッと飛んでいったよ。

 精霊さんたちを引き連れて、みんなでゾロゾロと訓練場に出てみれば、見上げた夜空に真ん丸のお月様が輝いていた。
 精霊さんたちは歓声を上げて夜空へ舞い上がっていく。
 ほんのり光を放って飛ぶ精霊さんたちが幻想的だね。
 僕と父様とリオル兄は、お月様と精霊さんたちを見上げて笑った。

「こっちですよ~」
 メエメエさんの声がするほうを見れば、縁台が用意されている。
「用意周到だねぇ?」

 僕と父様とリオル兄が腰かけるとすぐに、お食事処のミディちゃんがお盆を持ってやってきたよ。
「おや? 枝豆と栗だね?」
 父様がニコニコ笑って聞けば、メエメエさんが「そうですよ」と答える。
 父様にはジョッキビールが用意され、リオル兄にはおしゃれなワイングラスが手渡された。
 僕にはシンプル麦茶だった。
 ちょっと格差を感じる……。

 食べ物に釣られたのか精霊さんたちが戻ってきて、別の縁台に並んで座り、ジュースをもらって飲んでいるよ。
 そっちにはお月見団子のお皿が届いているようだね。
 キャッキャと楽しそうにしている。

 僕らのほかに、バートンとビクターと、マーサとリリーもついてきて、ジェフやトム、ビリーたちも屋敷裏からやってきたみたい。
 メエメエさんが全員にグラスを配れば、みんなでのんびりと夜空を見上げた。

 真ん丸お月様がたくさんの星々と一緒に、澄んだ秋の空に輝いている。
 涼やかな風がそよそよと髪を揺らしていた。

「きれいだねぇ」
「そうですね」
 僕の横に座ったメエメエさんが、口いっぱいにお団子を頬張っていたよ。
 見れば精霊さんたちも、リスのようにほっぺを膨らませている。
 ご飯を食べたばかりなのに、食い意地が張り過ぎだよ!
 そんな彼らを見て、みんなが声を上げて笑っていた。

「空を見上げてご覧よ!」
 優しく照らす月の光に、気持ちが安らぐようだった。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する