この世には2種類の人間がいます。
料理する側とされる側です。
昨今では、『炎上』という言葉は日常茶飯事ですよね?
みんな、ことあるごとに『炎上』させたがりますよね?
やらかした人は、『炎上』しちゃいますよね?
そう考えると、彼らは食材、料理されちゃう側って思っちゃいます?
でも、実は逆です。
むしろ、料理されているのは、あおりまくって炎上させている、みなさんです。
あなた方が、火をくべて燃やしているかと思いきや。
実は、悪魔に笑顔で料理されているんです。
あつあつの鍋の中で、煮込まれています。
その悪魔とは、炎上してしまった人です。
彼らは、巨大な鍋のふちに立ち、グルグルとかき混ぜられるあなた達を見下ろしています。
例えば、きれいなカレーを作っているとしましょう。
にんじんとかじゃがいもとかお肉のみなさんは、気持ち良く浮かんでいます。
けど、悪魔はそこに、時たま、劇薬のスパイスを入れます。
その結果として、鍋の中は灼熱の温度となり、気持ち良く浮かんでいた具材のみなさんは、めちゃくちゃ怒ります。
もう炎上します、具材さんたちが。
その仕掛け人たる悪魔は、ゆうゆうと皆さんが炎上する様を眺めています。