こんにちは、珠邑です。
『白玉の昊 序章』42話 長鳴、推測する アップしました。
いやー、やっとここまで来ました。
長鳴について少し。
彼は多分、ふつうに賢い子です。
だけれど、最近まであまり僕に対して話しかけてくれる子ではありませんでした。
それが、この42話や、その少し前にも、急に自分の気持ちがどうだったかを語りだすようになりました。
聞いてやれていなかったのだな、と思います。
八俣への気持ち。
家族への気持ち。
邑への気持ち。
たくさんの気持ちや考えがありました。
あまり自己主張する事もなく、じっと一歩引いて全体を俯瞰できる。
そんな子です。
ただ、我慢しているわけではないのでしょう。
自然体でいて、この穏やかさ。
――恐らく本来の東馬もこういった人物だったのではと思います。
そしてそんな長鳴が、アップ目前の最終校正時に、この話の冒頭部分で自分がどう思っていたかを急に喋り出した時は本当にびっくりしたし、鳥肌が止まりませんでした。
僕も気付いていなかった事を、彼が教えてくれました。
これで物語全体にかかる印象が大きく変わります。
面白いものだなぁ。
本当にコントロールができない。
だからこそ、僕は物語を書く事を止められないのだと思います。
あと少し。
何卒よろしくお願いします。