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フール・サイド・フェスティバル 異世界編その②(シーフェス更新しました)

https://kakuyomu.jp/works/1177354054882081464/episodes/1177354054882647192
建物は神殿のようだった。だだっ広い部屋の奥に大きな祭壇、祭壇の上には女神のような像が立っている。

「ここは教会なのかも」

「こういう宗教事情はどこも変わらんな」

熊木が冷静に判断する。

「偶像崇拝てあまり共感できないんだよね」

「なんだ山岡、お前は無神論者か」

「いや結構神様信じてるよ、ただ人が作った土塊よりは目に見えない神様の方が信じれるってだけ」

「ひねくれてるな」

「まあね」

その後も入念に調べたがこれといって新しい発見はなかった。文字も本も道具もない。
そう言えばさっきの村人とは普通に会話できたな、もしかしたら日本語が使えるのかもしれない。

「なら次は外だな」

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