魔導書、魔術書。
禁忌が記されたそれは、本来あるべき自然摂理をいとも容易く捻じ曲げる。
何かしらの虚ろな願いを叶えんがために、手に取り、それ故に破滅する者は数知れず。
が、その魅力も、魔力もまた、計り知れず。
それにしても、電子版のグリモワールは本来あるべき書としての引力を有するのか。
デジタルは物理的な情報、人が本能的に察するメッセージを受け取ることは出来ない。
現界していると同時に虚数域の値を持つそれらが掴めないのだから、それはただの情報に過ぎないのではないか。
……電子版にも関わらずその力を持つ、偉大なる禁書を探す。
と、ここまで書いてて意味不明だから今日はもう終わりです。ごめんね。