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不動明王の化身

元々内気で短気で怒りっぽい性格のわたしではあるが、54年間という修行の中で悟りをひらきつつある様に感じる。
社会人になった時に内気な心が消滅し、結婚した時に短気で怒りっぽい心が消滅した。
まわりにいる人々の暖かい心に支えられながらこうして今も生かされている現状があり、これから先に想いを馳せると、まだまだ苦悩は続くが楽しい事の方が多く待っている気がするのだから不思議である。

気の持ちようとは良く言ったもので、物事の捉え方は幾通りもあり、辛いと思えばそれがストレスとなり自身の身体を蝕んでいくものだし、辛くてもこれは試練なんだと思えばそれに立ち向かう気持ちを奮い立たせる必要に迫られるから遊んでられないし、寝ている暇があるなら自身のスキルを向上させる為の努力をすべき。
と言う様に考え方を変えた、心の中の兄の存在を抹殺した時に。

最近背中に守護神を感じる事が多くなり、酉年生まれのわたしの守り本尊は不動明王であるから、う~ん納得、なるほどね。と思えてきた。

怒りの感情の中に慈悲の心がある不動明王は自身にそっくりなのだ。

これからも慈愛を大切に周囲の人々に感謝しながら生かされたいと考えている今日この頃。

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