2/29 0:00、『覚醒器官』第一章最終話まで公開致しました。執筆開始時からずっと書きたかった部分までようやく辿り着けました。
振り返ると2018年10月2日から執筆を開始したのですが、それよりも前にも実は何度か挑戦していました。公開してすぐ消したりとかしてましたが……。
本作は「赤子の棄てられた海辺」というシーンを軸に様々なアプローチで挑戦し、その度挫折して筆を折ってきました。
残していたファイルを見ても、設定が二転三転していて本当に初期は苦労しました。
機械化された人間→人間が未知の生物に寄生される→人形に命が宿る→レプリカントに人間性が芽生える
とまあ、ご覧の通り迷走しまくりました。
二番目の辺りからは結末を踏まえて設定を変えてきましたが、現在ではある程度この辺も踏み固められたかなと思います。
書き始めで躓くことが多く、プロローグだけでもそこそこボツを量産して今に至りますが、それでもまだ読みにくいしテンポも悪い。
万全の出来とは言えませんが、書きたいものを書きたいように書く、と腹を括る事にしました。
なのでPV数が伸びないのも仕方のない事です。
結局のところ、ニーズに沿った作品が伸びるのは至極当然です。その中でクオリティの高いもの、設定の斬新なものなどが長く生き残る。
対して僕のような設定も分かりにくければ技能もないとなると、PV数伸びないのは当たり前です。
ユーザー層に合わせて作品を曲げるのか、そんなん無理だからもう我が道を行くのか。後者を選んだからこそ、PV数やら何やらはもうこの際諦める!
ただそれでもハートとかコメントとかちょこちょこ頂けるので、本当恵まれています。ありがたや……。
そんなご厚意に少しでも報いる事のできるよう、精一杯書きました。渾身の第一章でした。
個人的に「ソクラテスもニーチェも、今は言葉に過ぎない」がちょっとお気に入り。
二章開幕までに、書きたいものがまだまだ山のようにあるのでそれらの整理をしつつ、更新を止めていたものを再開出来るようストックを溜める作業をする。その合間に二章の執筆もする。
ああ楽しい……めちゃくちゃ楽しい……!
何か最終回みたいなノリになってしまいましたが、物語としては遥か序盤です。二章以降はこんなに長くならないと思いますが、全十章を予定しておりますので先は長いです。
それではまた!