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【ネタバレあり】「蔵で死体を見ましたか?」読んで頂いてありがとうございます!

https://kakuyomu.jp/works/16818093087966580892


というわけで(というわけで?)

先日無事に完結しました新作短編ホラーの「蔵で死体を見ましたか?」なのですが、

完結してからも沢山の方に読んで頂けているみたいで、本当にありがとうございます。

もちろん、連載期間中から応援してくださった方々にも、お一人お一人に鯛とか贈りたい気持ちです。ごめんなさい贈れませんお金ないです。

自分でも今年書くホラーとしての書き納めとしてはいい感じだなあと思っている小説だったので、

ちょっと恥ずかしながら解説というか想いを書きたいと思います。

この作品は元々、「短編ホラーで8話構成」「いつも書かないキャラの口調の練習」というコンセプトだけで書き始めた作品でした。

というと「またまたぁ」と思われるかもしれないんですが、ガチで5話ぐらいまで「この話ってどうやって終わるんだろうなあ」って思いながら書いてた話です。

5話の終わりぐらいでやっと、「あーもしかしてこれ蔵にある死体っていうのが、みんなが供述してる死体と主人公が探してる死体(主人公の供述は出さない予定なのでここはブラックボックス化)が、実は違うってのあるかもしれんなあ。蔵に死体って言われたら普通(?)一人分だもんなあ」
と、思い至りました。

で、細部を読み返したりしていく内に、「もしかしてこれ、主人公が殺したんかもしれんな……それあるわ……じゃあ終わりの方で探偵役を出そう」という感じで。

唯一最初から「なんか伏線だろうなコレ(無責任)」って思ってたのは3話の花恋ちゃんで、「まーくんとかくれんぼって書くと幼く思えるけどこれが成人男性っていうミスリードとかあるんだろうな」って考えてました。

その後色々細部を詰めていって、

「いや折角だしもうちょっとしっかりホラー要素いれるか」ってなって7話のホラー展開に至り、

「でもまあ純ホラーでは終わらなさそうだなあ。そこまで雰囲気が異能モノっぽくもないし」

って思って8話の最終話を書いた感じですね。

後は遡っていって、細かく詰めていった……というような感じです。

あとはもう一つサブコンセプトにしたのが、

「ループして2周目を読むのが楽しい作品にしよ」

という事でして。

今回の作品は改めて1話から読んでいくと、最終話の展開に繋がる梅香の女優志望というキャラ設定が1話でさらっと紹介されてたり、最後のオチの蔵の「曰くつき」についても4話でさらっと書かれてたり、実は2話でまーくん大活躍が仄めかされたりと、オチを知っていても2周目が楽しい(?)仕様となっております。

ちなみにオチの死体損壊についてなんですけど、1番目のお部屋でxxxをxxxして2番目のお部屋でxxxをxxxしてみたいな具体的な描写も考えてたんですけど「そのグロはこの雰囲気では要らんな…」と思いあえて書きませんでした。HAHAHA.

これもし読み切りマンガだとして(??)、本誌に連載ってなったら(ジ●ンプかな)あの辺の峰賀澄死体損壊の歴史とかも回想で掘り下げられるんでしょうね(漫画の枠線が黒いやつね)


というわけでまあ、今年色々ホラーを書いてきましたけれども、自分自身にとっては少しでも引き出しが増えたら、そして読んで頂いた方にとっては、古い恐い一族のお屋敷の蔵に死体という古典的な雰囲気のホラーを楽しんで頂けたら幸いです。

そんなわけで相当ぶっちゃけてしまいましたが、よかったらご一読、ないしは2周目もお楽しみ頂けたらと思います。

ではでは~。

1件のコメント

  • 鯛>* ))))><美味しいですよね…。
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