明けましておめでとうございます。光速で三が日が過ぎてしまいましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
書き手様には、感情を揺さぶられる作品を通して。読み専様には♡や★、コメント等で。この近況ノートに目を通して下さっている方には、もれなく昨年中はお世話になっていた事と思います。
何かと至らない私を拙作共々懇意にしていただき、本当にありがとうございました。今年も生暖かい目で見守っていただけるとありがたいばかりです。
さて…毎年、一年の最初の近況ノートでは、少しだけ自分の話をさせていただく事にしています。
決して面白い内容ではありませんので、新年早々淀んだ気分になりたくない方、どうかここまででお願い致します。
今年は数年ぶりに初詣に出かけました。
これまで行った事のない神社だったのですが、昨年、特に後半はどうにもあまり良くない事が続いてしまい、「厄払いでもどうか」と誘われたのがきっかけです。
信仰心が薄い私は知りませんでしたが、結構有名な神社という話でした。
三十分程度でしょうか、いわゆるお護摩を焚いて貰い、終わってからおみくじを引いてみたら凶でした。
「人生初です」と笑いながら言うと、「亡くなった年、あの子も凶を引いて憤慨してた」と、ご両親も笑っていました。
彼女がいなくなって四年目の元旦は、雪国では珍しい青空でした。出来ることなら、見せてあげたいほどでした。
喪失の傷をもっとも埋めるのは時間です。そして、その時間に染み込んだ多くの感情です。
勿論、ふと思い返して落涙したり、後悔に打ちひしがれる事がなくなるわけじゃありません。ですが、「コメディーでも書いてみようかな」とうっかり思い立ってしまえるほどには、心持ちが回復してもいます。信じられない快挙です。
こうしていつになく前向きな気持ちで近況ノートをしたためられるのも、忙しい時間の合間、作品を通して多くの書き手様の心に触れられたからです。読み専様から拙作を通して肯定していただけたからです。
決して消える事こそありませんが、カクヨムを通して多くの感情を得たこの一年のお陰で、私の傷は以前ほど痛まずに済んでいます。
何かの縁あって、これをお読み下さっている全ての皆様。本当にありがとうございます。
皆様の2025年が小さな幸せに溢れる事、それをつぶさに見つけられる心でいられる事を、心から願っています。