明けましておめでとうございます。今年は例年になく温暖に感じられてホクホクしていますが、皆さんのお住まいのあたりではどうでしょうか。
昨年は一年間、カクヨムで本当に多くのものを得る事が出来ました。書き手様は勿論、読み専の方にも心からお礼申し上げます。
昨年もそうでしたが、ここで少し私の話をさせていただきますね。決して楽しい話ではないので、新年早々暗い気持ちになりたくない方、どうかここまででお願い致します。
一昨年、悲しくてやりきれない出来事がありました。勘の良い方なら、拙作の短編集の幾つかから察して、おおよその内容に薄々気付いておられるかもしれません。
あの日、それまでの私は消え去りました。上手く笑えなくなりましたし、元々弱かった涙腺は本格的にダメになりました。多くの感情が、遠くに行ってしまった様にぼんやりしていました。
何かに埋没していないとどうにかなってしまいそうで、カクヨムでの執筆を始めました。私に書く事が残されていて本当に良かったと、今でも思っています。
余計な事を考えてしまわない様、時間を浪費する為に始めた執筆でしたが、ありがたいコメントをぽつぽつと寄せていただき、♡などをいただける様になって、私の中の何かが少しだけ変わりました。
最初期、全く読もうとも思えなかった他の書き手様の作品を読もうと徐々に思える様になってから、書く事と同じか、それ以上に、読む事に没頭していきました。
数多の素敵な作品で表される悲喜こもごもや、喜怒哀楽。作品を読むという事は、書き手様の想いに触れるという事でもあります。多くの人の心の内を、思いの丈を知っていくうちに、少しずつですが、私は自身を取り戻せていっている事に気付きました。
同時に、書き続けていた長編も、閲覧していただける機会が増加していました。私の様な人間の想いに触れて下さる方がこんなにもいるのか…と、落涙した日の事は忘れません。
コメント欄でのやり取りに端を欲して、懇意にしていただける書き手様も増えました。カクヨムに登録している同士、どの方も書く事と読む事を真摯に楽しんでいる方ばかりです。様々な作品に何度も心を揺さぶられ、今更ながらに再認識した大切な学びも多くありました。
この駄文に目を通して下さっている皆さんのお陰で、私の昨年は再生の一歩を踏み出した年になりました。今ではコメント欄で軽い冗談を言えるほど、楽しんでやり取りが出来るまでになっています。一昨年の私には到底考えられない変化です。
まとめ下手には自覚があるので、良く分からない上に、やっぱり長くなってしまいました。書きにくい内容に終始していますので、コメントなどは結構です。とにかく、感謝をお伝えしたい一心でここまで書き連ねただけですからね。
改めまして、今年も宜しくお願い申し上げます。
皆さんの毎日が小さな幸せに溢れる事、それをつぶさに見つけられる心でいられる事を、心から願っています。