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#カクヨムコン11 #現代アクション・異能バトル部門 に出します。

何気に忙しくて、お久しぶり。

#カクヨムコン11 #現代アクション・異能バトル部門 に、急に思い立って、作品出します。

タイトル:陰陽師の孫、式神姫の孫娘を相続したら、「あなたを主とは認めないっ!」と決闘を申し込まれた。
キャッチ:敵は兵器級式神姫の少女。キスで術式を注入し、俺の配下にして救え!
作品の売り:紳士諸兄向けに、遺憾なラブコメを詰めました。

第1話  陰陽師の孫、式神少女の『全部』を視た。


カクヨムからのお知らせを引用
『現代アクション・異能バトル部門

現代に近い世界を基本的な舞台とする、アクション小説や異能バトル小説を募集します。
★「現代ダンジョン」系の作品は「現代アクション・異能バトル」部門ではなく、「エンタメ総合」部門にご応募ください。』

なので、
明治3年に陰陽寮は廃止されていますが、西洋列強から持ち込まれた西洋魔道に対抗するため、復活したという設定を除いて、ほぼ現実に幅寄せした舞台です。
異能とバトル要素:兵器級式神姫と決闘させられます。


 ◇  ◇


で、何を試したいかというと、AIにカクヨムランキングをジャックされたって話。新着枠を飽和させて導線を奪ったからではなくて、テンプレ的な売り要素を片っ端から試したらアタリが出た の方じゃないかと思ったのです。

つまり『アタリが出るまで、お店のアイス全部買う攻撃』ですよね?

でも、なぜ、そんなことができちゃうのか?

2020年のコロナ巣ごもり以後、カクヨムランキングは★インフレを起こしていると思うのです。つまり、2018年頃は、★=150くらいで書籍化していたはず。いまって、1週間で★が1000個行く世界でしょ。それも冒頭部分だけで。

実際、カクヨムコンは初期加速が重要です。
★ボタンは、最新話の末尾にあります。
しだかい読者が最短で★ボタンに到達するのって、第1話だけ公開の状態なんです。
最終話の結末まで読んでから★ボタンでは、ランキングで埋もれてしまう。

これは、ランキングが「結果」と「導線」の両方を兼ねているから、起きるんです。なので、よく言われるのが……

説明するな。独自設定はやめろ。序盤はテンプレ通りに行け。キャラ造形も定番。描写するな……

うん。長いタイトルに使用するテンプレのキーワードを列挙したら、小説本文は説明しない。描写しない。
それ、小説として、どうなの?
って、思うけど、コロナ以降、★インフレで求められたのは、おつまみ感覚の軽さ。コスパ、タイパの良い作品で、効率よく気持ちの良い読書体験をしたいというニーズだったと思うのです。

つまり、カップケーキ型。
「売り」であるテンプレ展開が、まるでイチゴ載せカップケーキみたいに、どんと乗っている。小説本文は、まあどうでもよい。

気持ちの良い読書体験がお手軽に取れたら良くて、ストレス展開なんていらない。

AIが無双した背景には、冒頭テンプレだけで★を集めてランキングがあがり、ランキングがあがると、さらに読者が流入して、ランキングがあがるっていうシステム上の脆弱性があるからと、思いませんか?

カクヨムさんに限りませんが、読者投票型ランキングは、期待値とバンドワゴン効果の勢いで形成されていると思うのです。

で、1年半前に、カクヨム公式discordのオープン記念「ライトノベルってこれからどうなるの?」に事前質問投げました。

「ライトノベルってこれからどうなるの?」ってお題だから、じゃあWeb小説の始まりの頃、ネット黎明期のホームページの相互リンク文化や感想贈答文化について質問を投げました。

最近、とあるX投稿見て、『~『肥沃な大地』前提の狩猟経済『のみ』になりつつある~』って、作家様、編集関係者様が話して…… あ、そうなのかと。

インターネット黎明期のピーピーガーガー世代からすると、作品づくり以前に、基礎地盤づくりだったんです。

で、きっと最初の読者投票ランキングは、小説連合/楽園さんのシステムだと思います。あのシステムには、いまの小説投稿サイトが持っていない機能がふたつあって、ひとつが年度別集計と殿堂入りのルール。ランキングの鮮度維持は、ランキングを運営するサイトさんにとって、やっかいな課題だったのです。

もうひとつが、継続して毎月投票できる点。
たぶん、カクヨムさんの★システムに足りないの、ここだと思います。
作品の冒頭から序盤のテンプレ展開だけで勢いを作って、あとはバンドワゴン効果とランキング上位の地形有利で…… だとした場合、作品を書籍化する1年から2年後には、読者は離脱して、もう別の作品を読んでいます。
もちろん継続して読者をキープできる作品もあるはず。

でも、現在の★システムは、初速だけを評価していて、読者キープは反映していません。★は最初に3個入れたら、もうおしまいですから。

しかもカクヨムさんは、サイト内を回遊するデザインなので、似たようなテンプレ展開の作品を、ぐるぐる回れる。

で、KADOKAWAさんの決算説明資料、いつも拝読してますが、直近、苦戦してますよね? もうすぐ書籍部門は再編とか。カクヨムさんにも影響あるのかなと。

作品のヒットが小さくなりすぎて、逆に人件費、材料費、輸送費などがあがった結果、収益限界が悪化とのこと。つまり、今までのように新刊点数を増やす戦術が使えない。
カップケーキ型の作品が強すぎて、本来のショートケーキサイズの作品が食べてもらえない。ネットで読んでお終いの作品が増えたのかも? と思うのです。


どうするんだろうね。
ネットには、次こそは俺が書籍化するぜって息巻いている人がまだまだ大勢、残っています。彼らは登る前にはしごを撤去されちゃうんでしょうか。

ネット小説界隈が、荒れるときが来るんだろうか?
わたしにとっては、ネット小説くらいしか、逃げられる場所がないんですよ。
リアルがまじめにヤバいのです。
お仕事、お給料据え置きのまま、ボス直属で、オールラウンダーなのです。詳しくは書けないのでお察しください。


というわけで、なぜ、ヒットしなくなったのか?
その理由として、カップケーキ型作品が増えた という仮説を、試してみたくなったのでした。

で、 #現代アクション・異能バトル部門 だよ。
ここ、一応、異世界テンプレの一部、ダンジョンが、出禁っぽい?
デスゲームや、異世界帰りのおっさん無双が伸びるんだろうか? 

あ、でも、 『死亡遊戯で飯を食う。』は、第1巻購入拝読しましたが、これは難しい。独自性強すぎ。キャラの思考と行動がぶっ飛んでる点が「売り」って、こんなの難しすぎる。

なので、案外、 #現代アクション・異能バトル部門 って、作品少ないかも?
または、立ち入り禁止テープを乗り越えて、ごく当たり前にゲーム内異世界モノとか、VRMMO異世界とか、異世界バトル部門とまったくシームレスな世界観になる気もする。

で、作品少ない可能性に掛けて、ワンちゃん狙いで実験してみようと思ったのでした。

バトルラブコメだよ。
影響を受けた作品は、「カードキャプターさくら。さくらカード編」と「タロットの御主人様」あたり。あと、にこにこ動画ではこういうのを「石鹸枠」とか言うらしい? そのあたりのアニメは未履修なので、バンダイチャンネルで課金して…… と、思ったら、バンダイチャンネル落ちてる。

最近、ランサムとか、不正アクセスとか多いですね。
くわばらくわばら。


イラストは、blenderで作りました。

3件のコメント

  • 同じ部門ですね。
    わたしはまったく逆で、テンプレ外しまくりです(笑)。
    お互い、頑張りましょう~。
  • がんばれー!!
  • がんばろーねっ!
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