〇森林の白を何故こんな種族にしたのか
この種族を設定する時に参考にしたのは鳥の外から見た生態を参考にしました。
雄が綺麗な巣を作り自身を飾り立て雌に求愛をして小づくりをし育児を手伝う。雄も雌も求愛時の親密さなんて何処にいったのというように育児だけにいそしむ。そして子供の巣立ちを促したあとは雄雌が他者になる。雄はまた綺麗な巣を作り自身を飾り立て雌に求愛し、雌は別の雄の求愛に応じる。これが種族の本能なのでしょうがあの熱い求愛行動って何なんだろうなと思ったわけです。もし生涯の伴侶なんて価値観を持った人がそんな種族に産まれ変わったら苦しむだろうなと。ただし鳥の様に1年で子育ては終了ですなんてなったらそこまで苦しまないかと思ったので非常に長期間の子育て期間を持つ種族という設定にしました。主人公は何でも受け入れてしまう性質を持っているのでその種族の特性に順応するけど辛いだろうなと。
しかし書いて居て、釣った魚に餌をあげない育児を妻に任せっぱなしの男性や、子供が産まれたら旦那より子供を優先する女性って人間にも居るなと思ったりしたので、人も似たような本能に縛られているのかもと少し思いました。
ちなみに仲が良い子育てで有名なオシドリですが、育てている雛をDNAで調べた結果、9割が番のオスの子では無いという研究があるそうです。そして毎シーズン相手を変えるそうです。
つまりオシドリのオスは普段は手当り次第に色んなメスに手を出し、腹に他人の子を宿したメスと交尾したあとこれはあなたの子よと言われて律儀に雛を育て、育て終わったらメスにサヨナラされ、またあなたの子よと言うメスが出てくるまで色んなメスとやりまくくるという生態らしいです。そこまでするとさすがにどうかと思ったのでこの程度の設定にしました。