新作短編「蛍は天へと飛び立つ」
https://kakuyomu.jp/works/16817330668172813113表題通り、本日公開しました。
以下、作品概要から引用です。
その男、人にあらず。
時の術者に封じられてからというもの、力は削がれ、己の身も地に縛られてしまった。
口惜しや、と。妖力を取り戻すため、今宵も美味な馳走に舌なめずりをする。
そんな男の前に仁王立つ少女。
妖に狙われる日々から脱却すべく、女子力を身につけようとお師さんに弟子入りしたという。
「そうっ! 天晴《あっぱれ》の天の字で、てんっ! あたしの名前っ!」
天は退魔の札を拳に貼り付け、グーパンで鎮める系女子であった。
これは、そんな人ならざる男と、グーパンで鎮める系女子の始まりの物語である。
出会いは一夏の思い出――。
と、物語としては和風ファンタジーですが、なんちゃって世界観です。
個人的には女子力(物理)な天ちゃんがお気に入りです。
全七話の一万文字程度の短編になります。
不穏な気配の第一話となっていますが、とまとけちゃっぷが飛ぶような展開にはなりません、とだけここで申しておきたく思います。
ネタとしては、去年の夏頃からずっとあたためてきたものです。
ですが、なかなか物語というかたちにはならず、こねて寝かせてまたこねてを繰り返して、ようやっと。
こんな寒さも増す(ここ数日は寒さ緩んでますが)時期に夏のお話となりました苦笑
それならばいっそ、時期的にもお祭り参加出来ないかと思ったのですが、なかなか一万字に収まらず…。
削ろうとすれば、逆に描写足りないんじゃないかと増えるばかり。見直す度に増えるゆえ、諦めました。
ということで(?)
お手すきの際に楽しんでいただけたらなと思います。
とりあえず、今日から毎日更新の全七話で完結予定です。
長編の世界感続きではない完全新作な物語は久々で、書いていて楽しかったです。
それでは、今回はこの辺りで。