今回はキャラが見ている方向について
「アヴェンジ」において
ハイドラとアーガスの戦いを描くにあたり
彼らがどこを見ているかを意識して書いておりました
ハイドラは基本的に倒すべき目の前の敵に視線を向けており
アーガスの壊滅を目指すことで一貫させています
血気盛んなマリアンネは
"エキドナの子"=ハイドラに視線を向けていますが
この時はハイドラも住んでいた街を焼かれ、リーナの家族を殺されたことで
怒りに燃えており、マリアンネのことを知ろうともしませんでした
マリアンネを支えていたノゾミは
ハイドラと交戦した際には彼よりも最愛の人マリアンネを見ていました
その結果、ハイドラはノゾミの最期にどこか違和感を感じています
そしてアーガスのあり方に疑問を抱いていたフリッツは
マリアンネ同様"エキドナの子"=ハイドラに視線を向けていましたが
彼のことを復讐の相手ではなく、全力を尽くして戦うべき相手と見ていました
おかげで、ハイドラからの敬意を引き出すことができたのです
最後にChapter7の敵となるジェイムズとウェンミンですが
ジェイムズはウェンミンを見ており、
ウェンミンも復讐を介する形ではありますが
ジェイムズを見ております
彼らがどんな結末を迎えるのか
見届けてくだされば幸いです
次回もよろしくお願いします