拙作「王の前庭」と同じ世界で、時系列としては三年ほど前のお話です。
あえて似た構成ですが「王の前庭」がジュブナイル風(あくまで風)だったのに対し「愚者の箱庭」はラノベ風です。ラノベのガジェットをゲーム由来から切り離し、SF仕立てで盛り込んでいます。
リニューアルにはなりますが、「王の前庭」との整合もかねて大幅に改稿しました。相変わらず一回分の文字量が多くルビ打ちも多用しているので、読むのは(書くのも)面倒かも知れません。
心ある方はどうかお付き合いください。
酔狂な富豪に拾われ密かに転移装置の開発に携わる人嫌いの青年シン。序章は彼の実験と何者かによる事故発生までの経緯です。
転移モノではありますが、舞台は現代ではなくおよそ千年ほど未来です。人類世界は銀河系の三割ほどに拡大していますが、上に上がいるもので、とんでもなく古くて広い異星人の帝国が密かに接触していたりします。
でもそれは、本筋にあまり関係がありません。
登場人物はシンと彼にインプラントされた疑似人格アシスタント。今回は登場しませんが、やたら名前の出るシンの雇い主。あと黒い全身タイツの人もどこかにいます。
「愚者の箱庭 序章 異世界転落」はこちらから
https://kakuyomu.jp/works/1177354054890456529/episodes/1177354054890456541関連作「王の前庭」はこちらから
https://kakuyomu.jp/my/works/1177354054885883810