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二色の虹


俺の作品を見つけてくれ。という気持ちで溢れている今日この頃。

作品を見つけてもらう。というのはかなり難しい事です。

自分は検索をしたり新しい作品を探す事に積極的な人間ではないため、読者の気持ちというものは1ミリも分かりません。

夢中になれるものを、ワクワクする感動を探している気持ちは僕自身にもあります。でも、それをネット小説に求めているのかと言われればそうではないのかもしれません。

今日日漫画家もクリエイターもネットでたくさん作品が発表されて世に作品は溢れかえっています。そんな中、どうしてネット小説という媒体を選んだのでしょう。



僕は正直な事を申し上げると、昨今のアニメ化している作品を見て「この程度の話でいいなら俺でも書けるな」という気持ち全開でした。

正直自分の作品が世に出ている作品の面白さに負けている等とはみじんも感じていません。むしろ自分の作品の方が面白いとも思っています。

そりゃあ好みとかはあるとは思いますけど、話の流れや展開、設定の誠実さとタイムライン管理などを徹底的に行っていると自負しています。

作品を引き付けるのは感動。それも理解しています。ただ、安易な造りをしたくないという気持ちは大きいです。

キャラクターを舞台装置にしない。話の都合で動かさない。
安易に怒りで読者を煽らない。生き死にを重く受け止める。
陰湿な悪役を出してはいけない。

小説、強いては物語を作るというルールの中で最低限守らなければならないと考えている事柄が自分の中で多く存在しています。

丁寧に大胆な嘘をつく、と云うのもそのひとつです。

どんなとんでもない事柄も、言い切ってしまい物語の中に存在させてしまえば説得力が生まれてしまうという内容です。

言うなれば、キン肉マンや男塾で使われる技法ですね。
あれらの作品は設定はめちゃくちゃなんだけれども、存在しているキャラクターの感情に一切の矛盾が存在していないんですね。

まぁ、こう考えを述べていても、読んでもらわなければ始まらない。

技法よりもまず先に、この玉石混交のネット小説でどうやって生き残って行くのかを考えた方が賢明なのかもしれません。

良いものは必ず見てもらえるなどと、ナイーブな考えを止めろ。
自炊したご飯が必ずしも不特定多数に美味しいものではない。という事も頭に入れながら、指を動かす為の行為を閉めたいと思います。

もしかして皆、カクヨムの星の入れ方が分からないのかな?
感想の書く場所が分からないのかな? まさかな……。

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