ご友人が晴れて書籍化デビューを果たしました。
おめでとうございます。長きに渡り小説を書き続けていた努力、
俺はずっと見ていたぞ(例の虎)
昨日久しぶりに作業の部屋で執筆や小説の話題を含めた雑談を行った訳ですが、やはり、娯楽作品が溢れている昨今、どのようにして人の目に留まる作品を作っていくかが話題にあがりました。
よく、コナン・ドイルの話が例に挙げられるのですが、彼は自分が求めている作品と、一般的な読者が求めている作品の乖離に日々悩んでいたという話です。
コナン・ドイル自身は重厚な歴史小説を読者に読んでほしいと願っていましたが、読者が求めているのはいつだってホームズでした。
まぁ、彼の場合、ホームズがアホ程売れたので何の問題もないのですが、読者に合わせて作品を書いていかないと、そもそも読んでもらえないというお話です。
力さえあれば、「うるせ~~~~~!!しらね~~~~!!FINALFANTASY……」って出来るんですけど、今は簡単に小説を書いて投稿できるシステムが確立しており、未曽有のネット小説時代の真っただ中です。
そんな中、どうやって読者から注目を浴びるのか考えているのですが、編集曰く、この手のネット小説を読んでいる方々は、長い長い長文タイトルから情報を読み取って、自分好みの味付けがされている作品を抜粋して読んでいるという。
作品を書く身としては、長文タイトルが糞ダサなのは言うまでもない事実なのですが、それを見て安易な娯楽作品を求めている読者は死ぬ程いると云うのが事実です。
逆に、「長文タイトルがダサ過ぎて絶対に読みたくない層」が居た所で、それは自分の作品を読んでくれる読者に成り得ない層というわけです。
実際に僕なんかはタイトルよりも作品紹介やタグの種類なんかを見て作品の内容を把握しているのですが、糞ダサ長文タイトルで素早く内容を確認して気持ち良くなりたい読者には、長文タイトルがありがたい存在であるという事なのだそうです。
でも絶対にタイトルダサいと読みにくいと思うし、書籍化しても検索しにくいし、人に読んでいると話す事も憚られる様な気もします。
でもまぁ、「慎重に読むものを選ぶ読者」よりも、
「長文タイトルで釣れてくれるフットワークの軽い読者」の方が、売り上げにも直結するんだと思います。
長い前置きとなりましたが、
自分の出来る範囲で、紹介文やタイトルなんかを書きなおしていく作業を行いたいと思います。
別にそこまで拘ってみてくれている読者もそうそう居ないと思っているので、好き勝手やります。
カッコいいままで居てくれーっていう読者の方は本当に★評価を入れてください。切実です。
この前のコンテストなんか、★の数が足りなくて普通におとされましたからね……。
僕の作品を分かっている作家仲間の人からは何故残らなかったのか分からないとまで言われました。
あぁ、仕事がほしいなぁ……。
添付画像は、最近描いた挿絵の一部です。
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