成長物語とは真逆の物語。
破滅への物語を書きたくて書きました。
人は必ず死ぬ。
それが物語の根底にあります。
友人で常に死ぬことを考えている人がいました。常に自殺を考えている人でした。そこまで俺は悲観的ではないですが、結構人生投げやりなところがあると思います。
努力してもどうにもならないことは知っていて、頑張ることが嫌いです。
お金を持っていても親に根こそぎ奪われ、趣味である旅行代に消える。
他の家族は観て見ぬふり。
ずっと。ずっと。
それが続きました。
お金がないと、生きる意味がなくなるんですよね。
お金が小汚いっていう世間の意識には疑問符が湧きます。
お金が価値あるものだから、生きることに意味を持たすことができる。
でも、俺にとっては価値あるものじゃない。
常に奪われるものです。
だから、あんまりお金に執着心がなく、生きるのもしんどいです。すぐさま自殺したいだなんてほどじゃないですが、死んでいるように生きているようなものです。
だから、破滅へと向かっていくキャラを描こうと思いました。
何かを得ても必ず全てを失う物語。
はじめは男の方が主人公のつもりでした。
名前もウィークだがなんだかで偽名のままエリーゼと出会う予定でしたが、分かりづらいかなって思って、偽名設定はなくしました。読者の方で混乱された方は申し訳ありません。
でも、書いているうちにエリーゼが主人公っぽくなってそのまま書いちゃえっていうテンションで書いて、俺は後悔はしていません。エリーゼの方が主人公らしく、共感を得やすいかと思いました。
W主人公のようになりましたが、どちらも俺は好きだし、どちらの意見にも理解が及ぶようなストーリー作りができていたら嬉しいです。
この話はずっと昔から書きたくて、何年も前からずっと考えていたストーリーでもあります。人によって物事の考え方は違うことをかきたかったし、絶望しきった世界で一体どんな希望を持てるのかとか。他人から批判されてばかりで、孤立しがちな人間の思考回路はどんなものなのかを書きたかったです。分からない人がきっと大半だと思いますが、誰かの眼に少しでも止まって欲しかったです。
こういう雰囲気の作品をもっと書きたいです。
明るい話よりかは暗い話を今は書きたいです。
楽しくて明るい作品を書いた方が読者受けは良さそうですが、最近そういう作品を書けるようなテンションにはなれなくて困っています。あまり、思いつかないんですよね。考えるのが辛いというか、書ける人は凄いなって思っています。俺もそんな風に明るい思考になれたらいいなって小説を読みながら思うこともあります。
一番最近辛いと思うのは人間関係ですかね。
最近、昔の知人友人から連絡をもらいます。
でも、怖くて結構無視したりしています。
トラウマしかないんですよね。
恐くて怖い。
残忍なことをするのはいいんです。誰かを傷つけるのはいいんです。
でも、罪の意識がない人は苦手なんです。
仮の話ですが。俺がお金を貸してそれを持ち逃げした癖にまた連絡してくる人はどうおもいます? また金もちにげするんじゃないかって思いません? もう、怖くて怖くてしかたがない。他人が怖い。今は人すらに。お金を奪ったり、暴言を平気で吐いたり。人前にでるだけで手が震えます。怖い怖い。
そんな風な気持ちを小説で書いていこうと思います。
それでは。