どうも、マオマオ。です。
今回は新しく投稿した小説についてご紹介したいと思います。
「君が何度俺を忘れても――――」
https://kakuyomu.jp/works/16816700425938424158/episodes/16816700425939045993昔から温めていた作品で、こちらの作品は高校三年生の少年少女の物語です。
主人公阿久津幸也は記憶力の悪い青年で、小学校の友達や小学校で過ごした記憶などのほとんどをもう覚えていない子なのですが、たった一人の女の子、初恋の女の子である幼馴染の杉坂陽葵の記憶だけはたくさん覚えているのですが記憶力のいいはずの陽葵はなんと幸也を覚えていません。
しかしそれは決して幸也が彼女の印象に残っておらず忘れられてしまったのでなかったのです。
皆さんは人間の記憶容量がどれだけなのかご存じでしょうか?
米・ソーク研究所のテリー・セチノウスキー教授が主導する研究によると人間の記憶容量は1ペタバイト(1024テラバイト)で、HD品質の映像でいえば13.3年分だそうです。
人間の記憶に映る映像情報がHD品質と比べてどうというのはわかりませんが、今回は人間の脳にある人間であるがゆえに必要な機能、「忘却機能」が脳に備わっていない少女と少年のお話で、忘却機能が働かければ人間の脳は14年で壊れてしまうという設定にしました。
とはいえ、記憶に残るものが日常的の多いか少ないかの差によって人によってその容量を満タンにするために要する時間は違うとは思うのですが、一応フィクションですので、そこはご愛敬。
この作品はちょっぴり研究という妄想好きなパンダによる記憶能力についていろいろ描く物語になっています。
どんな大切な記憶でも忘れなければ生きられない少女とそんな少女を一途に思う少年の物語、是非一読くださいませ。
マオマオ。