※今回の記事は、先週に先行公開した限定近況ノートの再掲になります。
「AIに頼る恋は間違いですか?」をお読みいただき、ありがとうございました。
普段は滅多にしないのですが、執筆する上での設定等、語らせていただきます。自己満足にすぎませんけど(^^;;
【登場人物について】
まずは名前から考えました。
AIに関する物語だから、主人公のイニシャルもA.Iにしよう。ついでに、ヒロインは逆でI.Aでどうかな。
という考えで名付けたのが、
「朝霧 樹(あさぎり いつき)」
「十六夜 天音(いざよい あまね)」
の二人でした。どの作品でも名前はとても大事だと思っていて、少しでも何らかの意味を持たせるようにしています。
特に十六夜さんに関しては、美人でミステリアスな雰囲気を持つ名前に……なおかつイニシャルがI.Aになるように……と考えました。
ちなみに、友人の岡田裕太は以前の作品「AIに恋して」の主人公の名前と同じです。裕太くん、最後救いのない終わり方をしちゃったので、ごめんねというお詫びの意味も込めて再登場させました。
設定上、学校名も考えないといけませんでしたが、AIだから「英藍(エーアイ)学園」安直すぎましたけど、漢字にすると進学校のようなかっこいい感じになりました٩( 'ω' )و
【ストーリーについて】
AIに頼りたくない少年が、AIに頼る少女に恋をする。
なかなかうまくいかない恋に対して、AIに頼らないといっていた少年がAIに頼るようになり、最後はやっぱりAIから離れていく。
という心の成長がテーマでした。(自主企画の中でも心の成長を書くように言われていました)
それだけじゃ単純だなと思い、ヒロインにも同様の設定を与えました。
【樹】AIに頼りたくない→天音に会う→AIに頼る→AIから離れる
【天音】AIに頼りっぱなし→樹に会う→AIから離れる
二人が対極の行動をとることで、AIに頼ることのメリットやデメリットがわかりやすくなったかなと思います。
【細かい整合性について】
必要な部分は描写するけど、過度な説明にならないように、あえて書かなかった場面もあります。
例えば
「十六夜さんのアリスにリクエストを送ったけど拒否された」
ここは、実際に天音や天音のアリスが拒否したわけではなく、「天音が自分のアリスをアンインストールしたから反応がなかった」のです。
下校中に天音がヒップホップ男子に絡まれるシーンもありますが、その時点で彼女はアリスを手放しているので、どう対処していいのかわからなかったということになります。助けに入った樹がマッチョでよかったと思える一幕です。
【文字数について】
書籍化を狙うなら10万文字以上が望ましいのでしょうが、自主企画の要項が二万文字以上だったので、そこまで長くなくていい(受賞後に編集と打ち合わせをして話を膨らませていくのだろう)と判断しました。
読みやすさ、展開の速さ等を考慮して、この字数に落ち着きました。あんまりダラダラと引き延ばすのもどうかと思いまして。
【その他】
今回のコンテストは自主企画扱いでした。
自主企画といえば、参加順に名簿が作成され、最初の10人程度は自主企画のページにどーん! と名前が載るのです。
そこで、今回僕は「一番に自主企画に参加」して、名前が常に掲載されるようにと画策していました。自主企画開始当日。僕は仕事の合間にスマホをちらちらと覗き、自主企画開始予定の12時になると何度もリロードボタンをクリックしました。
そして12時10分ごろ、やっと自主企画一覧に現れたことを確認すると、一番に参加を決めたのでした!(あんまり効果があったとは思えませんが、KADOKAWA編集部の方へはやる気がアピールできたんじゃないかなと思います)
下に掲載したイラストはchatGPTにお願いして作成してもらいました。なかなかいい感じです( ^ω^ )
