モンスターの元ネタ辞典などネットでいくつも見つかる時代
便利になったもんだ。
まあ、だいたい共通認識として思い浮かぶモンスターは
D&D(ダンジョンズ&ドラゴンズ)がベースになって
それ以降のゲームの歴史がすこしづつ拡張してきたといっていいだろう。
D&Dが残した功績の一つとして
とにかく色々なところからネタを引っ張ってきて、なんでもかんでも
モンスターにしちゃおうという精神を培ったことがあると真面目に思っている。
元ネタはだいたい4つのグループに分けられる。
1:神話系 ギリシア神話や北欧神話の怪物が多い。
2:伝承系 狼男や妖精など。
3:創作系 個人の創作物から。指輪物語のオークなど。
4:実在系 恐竜や巨大生物といった絶滅生物など。
さて本題。
モンスターの中で一大勢力を誇るのが『悪魔』たち。
サタン、ルシファー、ベルゼブブなどの有名どころから
ソロモン王の72柱、さらにマイナーな悪魔など
色々ありますが、その元ネタを『キリスト教』または『ヘヴライ神話』
としてOKなのか問題。
結局、この分野はいわゆる『悪魔学』と呼ばれるジャンルで次々と
創作されたものが多いのですよね。
聖書で言及されてる悪魔はどれかって案外分からないもの。
あと聖書では明確に悪魔というか怪物と描かれていないもありますね。
まあ、せっかくなので悪魔を全部『キリスト教由来』とくくってしまわずに、由来を調べることも大事だなと思ったという話です。
あれだけの数の悪魔を誰が生み出していったんでしょうね。
72柱の悪魔だけでも、統一感がなくてごった煮の感じ。
コラン・ド・プランシーの『地獄の辞典』は有名だけど、
案外読んだことない人が多いのでは?
一度くらいは読んでみよう。
あとプリニウスの『博物誌』も一回読んでみると面白いよ。
そんじゃーまた