ダークサイドへようこそ、本日完結いたしました!
本作を読んでくださった方々に、心から感謝申し上げます。
これまで完結させてきた長編小説はホラーと現代ファンタジーばかりでしたので、現代ドラマの長編を完結させたのは、これが初めての経験です。とても感慨深いですね。
本作は、御影繭加というキャラクターと共に生まれたお話しでした。
物語ありきというよりも、人の心の闇を覗き見ることを好む悪趣味な女の子を中心にしたら、いったいどんな物語が出来上がるのだろう? と、そうやって物語を膨らませていきました。
次に生まれたキャラクターは主人公でもある藍沢俊平です。作者としては、本作で一番気に入っているキャラクターです。
狂言回し的なキャラクターが実は最も真実に近い場所にいる人間だったというサスペンス的展開、昔からやってみたかったんですよね。
執筆当初はある意味で無個性だった俊平がどんどん存在感を発揮していく様は、書いてとても楽しかったです。
物語は一先ずこれで終了ですが、舞台や設定的に、続編も可能な内容だと思うので、いつか機会があれば、また別のダークサイドをテーマに、彼ら彼女らの活躍を描いてみるのも楽しそうです。例えば、本作では意図的に蚊帳の外に置いていた、矢神瑛介ら俊平の友人グループを巻き込んだ物語も面白そうかな。
初の現代ドラマの長編小説執筆。とても良い経験となりました。
現状に満足せず、よりより作品づくりが出来るよう、これからも日々精進していこうと思います。
最後になりますが改めて感謝を。
本作を応援して頂き、本当にありがとうございました。