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徒然なるままにその日暮らし

自分は、
どちらかといえば「宵っ張り」な生活をしている方だと、思う。

帰宅してから生活のあれこれをこなし、
風呂に入るなどしていると
時間というのはあっという間に過ぎ去っていく。

そこからが「原稿を書く」という時間になるわけだが、
時刻が深夜1時、2時ともなるともちろん眠気がさしてくる。

時折、パソコンのキーボードに手を乗せたままの姿勢で、ほんの一瞬だが寝落ちしてしまうことがある。

それは本当にわずかのことで、すぐにはっとして意識は戻る。

しかし、驚くべきなのは私が意識を失う一瞬の間に
キーボードを打って文章を書いているということだ。

それは執筆している作品の内容とは何の関係もない、前後する文章ともなんの脈絡もないもので、
日本語としてもかなりおかしなことを書き進めていて

衝撃というよりも「なんだこれ?」と可笑しくなる。

寝落ちする直前までストーリーに頭を支配され、そのまま意識が吹っ飛ぶので、本人としては「寝落ちしている」という感覚よりも「夢を見ている」ような感覚に近い。

実際、ものすごく書き進んでいるような気がして、しかしはっと目覚めると何も書かれていないこともあるのだから。

それにしても、よくよく考えると不気味だ。

意識もないのに文章を書くなんて。

私は寝落ちする一瞬の間に宇宙と交信しているのではないだろうかと、時々不安になる。

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