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徒然なるままにその日暮らし

遅まきながら、ダニー・ボイル監督の「イエスタディ」を観た。

簡単に言うと

「世界からビートルズの存在が消え去って、知っているのは自分だけ」

になったら、どうするよ?

というようなストーリーなのだけれども

主人公はそれを活かしてビートルズの曲を自分の曲としてリリースして……と、続くわけだが、詳細は省略する。

これと同じように、もし、世界に冠たる名文学作品が
きれいさっぱり消え去って、自分だけのものになっていたとしたら

どうするだろう?

それを自著として世に出したりするだろうか?

個人的には「否」である。

これは音楽と同様に、文学だって同じような、似たようなものはいくらでもあるし、いくらでも後から後から湧いてくる。

それは盗作ではなく、類似とでも呼ぼうか。
または「ジャンル」に括られるのか。

今、自分で考えて書くことができないのなら
いずれは枯渇する。

他の一切から盲目であれ。自分の中に見出すのでなければ、価値はないのだ。

文学賞の候補になると、必ず確認される。その作品に盗用や引用がないか。完全なるオリジナルかどうか。

その時に胸を張って「大丈夫です」と言えないのであれば、辞退する方がまだマシで、傷は浅いと言える。
(後で知れたら大ごとだから)

さて、私ならビートルズを盗作してスターダムにのし上がるか?

これも答えは「否」である。

なぜなら、ギターが弾けないから。

どんな素晴らしい音楽も、弾けなければ世に出すことはできない。

どんなアイデアも具現化するには書かなくてはならない。

ただそれだけの真実が、そこにあると
いつも思うのだ。

6件のコメント

  • 満智子さん、こんにちは!

    『イエスタデイ』、王様のブランチでLiLiCoさんが紹介してるのを観て気になってました。
    面白そうですね。(≧▽≦)

    そういえば、公募の作品の進み具合はいかがですか?
    私は短編を書いたり、ヨムヨムばかりしていて、角川つばさ文庫小説賞向けのが進んでいません。(^_^;)
    無月ご兄弟や橙さんの連載に、みさえさんやいふさんやねむこさんの物語などが更新されるたびに、ついつい。

    公募の作品が脱稿したらですかね? 満智子さんの新作を楽しみにしています。
    次はどんなお話を書かれるのかワクワクしてます。
  • と、思ったら、新作が!
    (´゚д゚`)
    読みに行きま〜す♪
  • こんにちは。
    コメントありがとうございます。

    ダニー・ボイル監督らしい(イギリス人らしいとも言える)ユーモアのあるストーリーでした。
    ビッグエンターテイメントではないかもしれませんが「いい話だなあ」としみじみ思える映画でしたよ。

    作品についてですが、私の作風はあまりライトノベル向きではないので
    角川ツバサ文庫小説賞は視野に入っていませんでしたが、
    秋口から冬にかけての公募の賞に向けて執筆中です。

    締め切りのあるものとはいえ、あまり締め切りに拘らず「書けない時は仕方がない」と思い、進めているといったところでしょうか…。
    無理に締め切りに照準を合わせると、どうしても雑になってしまったり、辻褄の合わないようなことになるので、丁寧に書くことと、やはり自身が納得できるものでなければと考えています。

    とはいえ、近年の遅筆さには我ながら焦燥を感じることもありますが。

    これからカクヨムユーザー向けのライトノベルやファンタジーにも挑戦していけたらなと考えています。

    お付き合い頂ければ幸いです。
    今後もどうぞよろしくお願いします(●´ω`●)
  • 追記

    連載中の「僕はぬけがらだけ置いてきたよ」は
    毎週金曜更新となっております。

    読んでくださって、ありがとうございます(●´ω`●)
  • おはようございます。

    すっ、すいません! お知り合いと勘違いをしてしまって近況ノートに書き込みしていました💦m(_ _)m
    ごめんなさい。
    突然とんでもない書き込みにお優しい対応をいただきましてありがとうございました。
    おっちょこちょいでよく勘違いとかします。
    申し訳ないです。びっくりされましたよね?

    本当にすいませんでした。m(_ _)m

    しかしながら、『僕はぬけがらだけ置いてきたよ』は迫るものがありハラハラとしてとても続きが気になる作品です。
    このご縁に、読み手として最後まで読まさせていただきたいと思います。

    本当にごめんなさい。m(_ _)m
  • ご丁寧に恐れ入ります。

    どうぞ気になさらないで、
    引き続き作品に興味を持って頂ければ幸いです。

    今一度、読んでくださった事にお礼申し上げます。ありがとうございました(●´ω`●)
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