今朝、職場の側にて
自転車で転倒して
額を切り、血まみれになっているおばあさんを助けるべく、
「救急車を呼びますから!」
と介抱した。
が、頑なに「大丈夫、呼ばなくていい!」と拒否されたのだが、
実はこのような事を経験するのは二度目だと、ふと思い出した。
額を含む頭部というのはちょっと切っただけでも、ものすごく派手に出血する。
実際、地べたになぜか正座していたおばあさんの周辺は血だまりになっていた。
一度目もそんな感じ。
その時は隣のおじいさんだった。
慌てて救急車を呼んだが、おじいさんもやはり救急車を拒否。
でも、呼んでしまったのでとにもかくにもご乗車頂いた。
おじいさん、傷口をちょっと縫ってご帰宅なさったが
その時の包帯ときたら
なんでそんなことに?と言いたくなるほどの
「犬神家の一族」を彷彿とさせる、顔面ぐるぐる巻きで、
なんとなくおじいさんが救急車を拒否した理由が分かったような、分からないような。
おじいさんの職業が、実は元「監察医」だったことを後で知り、
これまたすべての辻褄があったような。
ミステリのリアリティは思わぬところに存在する。
そして、事件の発端となる事故や怪我は
主に「スーパーの買い物帰り」に起こる。
これはミステリーやサスペンスにおける1つの定石ではないだろうか。
ともあれ、高齢の方々にはお怪我のないように気をつけて頂きたいと思う。