なんか恒例になりつつあるワイの選挙予想ですが、「正直、意味ない」になりました(爆
日本の選挙は「日経平均が高いor下がってない」+「増税すると支持率下がる」の他に「米国との関係がよい」という3つが争点です。順番はこの順番です。外交がそれなりにウエイトを占めているのが日本の特徴で、経済外交安保で米国との距離が非常に近いことを伺わせます。今回もこの視点で見てみます。
以前、コラムの中で「景気失速すれば岸田政権は瓦解する」と言い、そのときには維新とれいわのような経済および改革を全面に押し出した左右の勢力が伸びるだろう…と予想していました。んで、今回なのですがウクライナ紛争という、全く想定外の事態の発生と激しいインフレ懸念という厳しい状況を迎えています。
この状況下で岸田政権は経済成長を諦め、インフレ撲滅に邁進するという方向性に向かっているようです。これは戦時においては大正解で、物価高は日銀のYCCの大きな成果もあり他の国とは比較にならないほど穏やかです(これでも)。よって失策はなし_φ(・_・
岸田政権は外交でも内政でも大きな失点がないのが長所です。本来、経済成長しなければ敗ける…のはずでしたが、その根底が非常時によって揺らいだために岸田内閣はタナボタの地すべり的勝利が望めそうです。よって経済では「他に選択肢がない」ために岸田内閣勝利。外交においては対露最強硬派であり、欧米で「意外。そして実に頼もしい♥」な岸田内閣なので合格点。安倍-岸田路線で日本の国際的プレゼンスが急激に高まったのは間違いなく、国民の支持も上々。よって経済外交での失策はなし。内政でも安倍=菅時代の不安定な慌ただしさがなくなり、むしろ落ち着きを取り戻したという評価のようで失策もなし。野党との折衝もうまく行っているようです(なので法案は全部通っている)。岸田氏および最側近周辺での醜聞や失態もなし。よって大きなマイナスは物価高の動向次第という感じです。
もともと新自由主義的なインフレ成長戦略を持っていない岸田政権にとって、ウクライナ紛争は明らかに「よい」影響を与えたと推察できます。インフレ成長よりもインフレ撲滅の方が庶民にとって重要だからで、減税による消費向上よりも、ガソリンに補助金出してリッターあたり210円を175円に押し殺すほうが民心の収攬には役に立つことも判っていたようです。よって物価高によって支持率こそ下げてはいるものの、欧米や諸外国のような高インフレは十分に抑圧できており、結果、青木の法則よろしく自民+岸田内閣の支持率合算は高いようです。
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んでは、四日後の参議院議員選挙を見てみます。元々、知名度の大きい候補者と実績のある人物(=地元での評判が良い)が強い選挙です。結論からいうと朝日新聞の予想とほぼ同じです。
・自公で単独過半数
・維新躍進で野党第一党
・既存野党は潰滅。一部泡沫諸派は1〜2議席くらいは確保
・赤松健当確
…こんな感じです。台風の目玉は維新で、維新の強さは本物です。理由はいろいろあるかと思いますが、維新は既存のパヨク+左翼野党という「保守派」に対する改革政党の役割を担い、「日本の最下層」「大阪民国」をここ10年で一気に立て直した実力のある勢力であることや、前回の衆議院議員選挙において関西圏での圧倒的な支持を見て、旧来、維新の影響下になかった関東〜北陸〜東北地方でも期待する向きが出てきたようです。「嫌いだけど、実績はある」というのが維新のようです。
選挙区は混戦ですが、北海道と沖縄を除くとやはり維新中心に動くと思われます。北海道は左翼の帝国なので、そういう結果。沖縄は今回も保革激突で実弾《カネ》が飛び交っていると思われます(戦況は不明)。この二地域以外はインフレ対策がそれなりに奏功している自民と支持基盤の硬い公明、関西圏での実績のある維新という手堅い選択になると思われます。
また赤松健先生はほぼ当確です。有名な漫画家さんですが、同時に長いこと表現の自由に関しての実績があり、自民という正しい選択ができる冷徹なリアリストぶりは相変わらずで、当確は間違いないと思われます。
ワイのいる東京選挙区ですが、ここも維新の海老澤が飛び込んできたために大混乱しています。従来、東京選挙区は手堅く、蓮舫一位。自公で2-3議席、共産1議席。あと運のよいやつ1席…程度なんですが、今の所、蓮舫、生稲(自)、朝日(自)+公明の竹谷は相当苦戦しつつも議席確保。この四議席がほぼ当確です。しかし蓮舫一位は微妙で、一位当選できるかどうかが立民の今後を占うかと思われます。
残り二議席は山添(日共)が首の皮一枚で優勢。ここに海老澤(維新)、山本(れいわ)、荒木(都ファ)が残り一議席を競り合う状況のようです。よって激戦区の東京の予想は、
レンホ・生稲・朝日・竹谷 ←当確
山添(日共)と山本(れいわ)
…が最も可能性が高い組み合わせです。次点は山本(れ)の代わりに海老澤(維新)がくる…の可能性です。れいわは全国区なので東京で落としても山本は当確でしょうから、れいわの議席が1か2かの違いという程度問題なのかもしれません。ちな、ワイが投票した都民ファの荒木は勢いが失速しているので多分駄目でしょう(爆)。
こんな感じです…m(_ _)m
基本的には今回の選挙も結局「経済(←今回はインフレ)」であり、他の理由はほぼありません。実績のある人物を選ぶという「既存勢力が強い」手堅い結果になると思われ、着実に実績を積んできた維新が野党第一党になるのではと思われます。
岸田政権にとっては自公で過半数をゲットできることはほぼ確実で、大勝利です(当確ライン云々…といわない時は「既に自民の勝ち」)。よって岸田氏は自身の長期安定政権化を狙って、年内にもう一度、衆議院議員総選挙に打って出る可能性があります。よって年内にもう一度、予想する必要が出てくるかもしれませんね(爆
ワイ、はずさないと思うんだけどなぁ…(๑¯ω¯๑)?