「桜色の女神 -S.A.K.U.R.A. Android records-」
本日を持ちまして、完結しました。
最後までご愛読頂き、本当に、本当に有難う御座いました!(´ω`)
これを書き出したキッカケが、今年の三月ごろに夢に見た内容になります。悪夢障害の自分には非常に珍しい、グロかったり怖い雰囲気は全くなかったものの、“鬱夢”に分類される内容でして、これを見た後起きた時、物凄く泣いたんですよね・・・
いつも見た夢の内容を小説化する時は、一日経って内容を覚えていたら書く、又はプロットに興すと言うのを繰り返してるわけですが、この時見た夢は当分の間放置していました。ですが、忘れないんです。
よりによってかなり泣いた辛い内容だったのに、忘れられないんです。
だからこそ、と言うのもあったんでしょうね。
そしてこの夢を見た時なのですが、自分は夢を見る時、悪夢障害の兼ね合いもあってか、寝ているのに五感があります。痛覚もあります。
その上で、この夢にBGMが流れました。今Twitterとピアプロにて公開している「陽炎華」でした。この時「陽炎華」はまだ頭の中にしかなく、夢を見てから数日後、この曲を音源化しました。
そこで思ったのはこうでした。
これは小説にしなければならない。
そう思い立って、六月後半、「悲月 - 最悪中編版」を完結させてから、サクラたちと向き合う事にしました。第十一話あたりまでは普通の精神状態、特に病む事なく書けましたが、クエルの自己犠牲の描写からは、もうまともな状態じゃありませんでした。毎晩、深夜に書いていたので、毎晩物凄く沈んでいました。
アザミやツバキの自己犠牲も、目も当てられませんでした。
オトギリソウだけは、和やかに「よかったね」と答えました。
サクラの最期、ジンの最期。これが一番問題でした。今読み返しても、自分で言うのもなんですが、ここが夢で見た内容のメインです。一番見るのが辛かった。
ひとえに、皆さまの応援、ご愛読で、ここまで書ききる事が出来ました。
調子に乗って表紙絵を手書きのサクラにしましたが、やはり自分の絵心のなさは絶望的と再度実感笑
「桜色の女神 -S.A.K.U.R.A. Android records-」自体の続編は、存在しません。この物語はこれだけであり、これで終わりです。
魂のない、彼女たちの生き様
忘れないであげて下さい。