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    破軍の剣能

     政壤戦争最終局面。天地を覆う三十万もの魑魅魍魎の軍勢を殲滅した五人の剣士がいた。彼らは剣士に宿る力【剣能】の中でも特に強大な力を有し、剣術に優れ、数々の功績から破軍の五将と呼ばれるようになった。  終戦から十五年後。破軍の五将、炎の剣能の剣士・紅蓮は反逆の罪で討伐され、そして六十年後の世界に転生した。  乾杯が上がる七月二十三日は不堂紅蓮の命日だ。行きつけの定食者で雪ノ者の少女と酔っ払いの幼馴染が巻き起こした喧嘩は大乱闘に発展。仲裁の途中で頭を打った翌朝、思い出したことは、前世の記憶。「あれ? 俺の命日、今日じゃないぞ」。そして思い出せないことは、どうして自分が死んだのか。    疑問を抱きながら養父の婿入りを見届けて家を出立した紅蓮は、命日の誤差と死の真相解明がてら、前世と同じ剣士を目指すことに。しかし、再び剣士として門扉を叩くにしては、名前も姿かたちも前世と同じなので捕まってしまうかもしれない。なので、目指すのは野良の剣士である。  まずは、前世の愛刀である霊刃・暮墨と再び契約を結ぶため、刀剣が所有者を選ぶ山・霊刃山を目指すことに。  その道中、紅蓮は居酒屋で出逢った芙雪という雪ノ者に再会する。ひょんなことから共に霊刃山へと向かうこととなった芙雪は、前世の紅蓮の死後、空いたまま埋まることのない五人目の破軍の五将を目指す、氷の剣能者だった。

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    零零ーゼロレイー 異能犯罪武装対策局

     四百年にも及んだ百鬼孔――海外においては【ダンジョンゲート】と呼ばれる異世界と通じる天空の穴が封印された。  怪物たちの侵攻から解放された人類だったが、今や世界の英雄として称賛されてきた異能力者たちによる非能力者への凄惨な加害や、非能力者達による異能力者への迫害など、ダンジョン被害の裏側で隠匿されてきた数々の事件が露見した  やがて世界中で内戦が起こり、異能力者と非能力者は決裂した。  日本で発生した異能力者と非能力者の戦い、異無日本内戦から二十二年後。  異能犯罪武装対策局・略称【異武】の落ちぶれ三等武装捜査官である零桜太郎は、ある日局長から「追放ざまぁ系テンプレ」の自己阻止ミッションを受ける。  ミッション内容は、「一ヶ月以内で急激に増加した後天性異能力者による無差別殺傷事件の解決」と「異能力者の連続失踪事件の解決」 丁度、後天性異能力者が暴れている現場に向かった桜太郎は、そこで三つの目を持つ女児・アリスと出逢う。  アリスを救出した桜太郎は、アリスに「不可視の何か」を授与され、そして彼女を女神と崇める不審な男に、天授を授かるための儀式・武闘でのシード権を与えられることとなる。  アリスが後天性異能力者の増加に何か関係していると見た桜太郎は、局長の勧めで高レベルの異能力者の助力を得ることに。  向かった先は、日本屈指の歓楽島【廓戯島(くるわぎじま)】の中央、世界最大のラブホテル【愚者の塔(フールズ・タワー)】。  そこにいたのは、世界でも五本指で数えられるほどにしか存在していない、レベルXの複合異能力者・菊井アンゼロだった。  非能力者嫌いであるアンゼロに、桜太郎は協力を依頼するが素気無く断られる。  どうしたものかと考えていると、愚者の塔を後天性異能力者たちの集団が襲撃され――?  

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    化者 ― ケジャ ―

    【化者(ケジャ)】――それは、人と獣に姿を変え、人を喰らう。  今から二百年前、一六〇〇年代に世界中に出現した【百鬼孔】がもたらしたモノは、多種多様な怪物と異能だった。  異形の動植物たちが数多く生息する【妙樹の森】の奥、駒瀬村にすむ猟師の青年・的場偲はある日、川辺に漂着している白髪と青空に金環日食の目を持つ青年・白痴を発見し、救出する。  身体中に虐待の痕跡を残し、人に怯える白痴。名を白磁と改めさせ、二人は絆を育んでいくが、ある日狩りに連れ出した所、鬼鹿という狂暴な肉食鹿の襲撃に遭う。  絶体絶命のその時、突如として巨大な白狗が鬼鹿に立ちはだかった。その白狗は、白磁と合致する特徴が数々あり、偲は在りし日の夜狩りの日、羆をも恐れない父が唯一恐れた存在人食いの擬人擬獣・化者を追憶する。  一方、【縫姫】と【白狗の化者】を探す日本猟士組合の零桔梗は班員二人を率いて、石凪村から失踪した化者の行方を追っていた。  胎児ごと母親を喰い殺したその化者は――白痴。  偲の前に現れた白痴の本性は、いったい――? 【 零零ーゼロレイ 異能犯罪武力対策局ー】の二百年以上前、異能と非能、そして百鬼孔の怪物の物語。

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