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三浦哲郎の凄さを知った

今回の近況ノートは私の活動に関する話ではなく、読書録となります。

今日、思い入れのある本を買いました。お読みになったことがおありの方もいらっしゃるかもしれないです。

中学の教科書に載っていた、三浦哲郎の「とんかつ」。雲水になるために本山の修行に来た少年が、娑婆と、お母さんとの別れを宿屋で…という話なのですが、これがまた文章がとても美しいんです。ちょっとやそっとじゃ美しさを評することすらできないくらい。

無駄を省き、装飾は削ぎ落として尚気品が残り、それが気障でも、これみよがしでもない、さり気ない心遣いとしてだけ残っている。

泣きました。悲しい話ではないです。文章の美しさに。

でもちょっとここまでのものを読むと「私も頑張ろう!」とはならないですね。心打たれ、それで終わります(笑)

著名な作家というのは、やはり全く違うんでしょうねえ〜。

何はともあれ、私も憧れだけで、頑張っていきたいと思います!


青野町子

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