こういう話を書くとき、気になるのがバンド名です。
そんなにナーヴァスになってもしかたないですが、同名の「IZU」というバンドがあったら、やはり気まずいですね。
この前、バンド名がたくさん出てくる小説を書いたのですが、ひとつひとつ、ネットにだけでも同じバンドが出ていないか、調べていきました。
人名となると、もっと問題で、同名の人がいる、と覚悟しなければなりません。
その同名の人を殺すとかひどい目に遭わせるのは、さすがに気が引けます。
苗字や何かで、かぶらないようにしているのですが、最近の小説に、変わった名前が多いのは、そのせいもあるのです。
でも最近は、作者自体の名前が変わっている──というと失礼か、めったにきかない名前の人が多くなったような気がします。まあ、少し前には綾辻行人さんとか有栖川有栖さんとか、いろいろいらしたので、いまさら、という気もしますが。