そういうわけで、2021年の作品『ガールガンレディ』について書いた所で、作品の紹介は終わりました。あとは、総括とちょっとした感慨を書いて、この異様に長い映像論は終わります。
読んで下さっている皆さんも、大変だと思いますが、あと少し、お付き合い下さいますよう、お願いいたします。
『ガールガンレディ』(しょっちゅう『ガンガールレディ』と誤記したのも大変でしたが)については、腑抜けの男を漢前の少女がぶっ飛ばす、という基本的な原理はないのですが、いろんな意味で面白いドラマですので、機会があったら、ぜひご覧になってみて下さい。もはや殆ど可能性がない、と思いますが、書籍化が叶ったら、このドラマに出てくる少数の男性たちについても書くかもしれませんし、書かないかもしれません。
まあ、本文に書いた通り、現代の少女ヒーローたちは、例えば『スケバン刑事』などとはまったく異なった(本当か?)行動原理に沿っています。その辺を伝えきれていない歯がゆさはあるのですが、そろそろ誰かがバトンを引き継いでくれないかなあ、と思っています。
それでは、最終章へ──。