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紙媒体市場、2024年に1兆円割れ確定

なんと今年の紙媒体市場は1兆1000億円割れが確実となりました。という事は残念なんですが2024年に紙媒体市場は2024年、つまり実質来年だよね。1兆を割り込む市場になります。電子を入れると書籍市場そのものは拡大しますが何度も言うように電子書籍の85%は漫画です。しかも今年の上半期の電子市場は文字データ大幅減、電子雑誌大幅減、電子漫画大幅増という非常に歪んだ状態です。下手すると電子書籍って90%が漫画になっちゃうかも。

つまりだよ

電子書籍5千億円市場=漫画
紙媒体市場の漫画・コミックス2500億円市場
合計7500億円市場でなんと約50%が漫画・コミックスという信じられない反知性主義の国に堕ちたということです。

という事はこの国漫画・コミックス以外本を読んでないに等しい。さらにここから宗教関連本とビジネス関連書籍を抜いたら文芸は瀕死の状態という意味になる。もうこの国の文化って終わりなのかな。

というかこの国の文系の学問ってもう既に死んでたのかな?

こんな人文系の学問が死んだ国でそもそも良質な漫画って読めるのかな。

物書きの人はこの現状見て絶望しないのかな。

なお児童書だけは過去最高更新します。

3件のコメント

  • 統計とってるわけでも何でもないただの実感ですが、随分前から文系は軽視されてます。1番の理由はお金にならないからでしょうね。でもそれは外国でも同じような傾向だと思います。それで外国の書籍市場が漫画に偏ってないのなら(実際そうだろうと思いますが)、大人が漫画を読むことがほとんどないからかもしれませんね。実際、翻訳されてるのは少年漫画や少女漫画が多いみたいですし。全部私の感触だけのコメントですみません。
  • 田鶴 様

    そうですよね。でも本当は社会学は社会統計学だし文学部地理学科ってもう今更人文地理の時代じゃないでしょう。日本はそのもそも自分でGPSを発明して人文地理分野すら情報に収めることに成功した国です。文系こそプログラム言語を習得する義務を作る必要があります。心理学に至っては医療心理師制度を導入し理系に移行したのにいまだに文学部心理学科という置き方のままです。日本の学問形態は35年も送れています。経済学に至っては微積分が必要なのに文系扱いです。

    次に漫画の話に移ります。なんと日本は世界で50%ものシェアを誇る漫画大国です。2位の米国を大きく突き放します。しかもディズニー版権を持ってる2位の米国すらかなわないというとんでもない強さ……というか「ディズニー」という言葉でも分かる通り日本以外漫画というのは基本は子供や母国語が分からない移民が読むものです。絵で語学を勉強するわけです。日本だけなぜかそういう語学勉強をしないんですよね(受験クイズ英語と化している)。
    全出版市場の半分が漫画ってすごい国だと思いますよ。
  • るしあん 様
    だってそれが日本人の平均ですから^^;
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