「文章上手いですね」
「文章力高いです」
「エモいです」
そんなことを言われるとついつい調子に乗ってしまいがちですが、ふと不安がよぎることもあるのです。
(文章が上手い、文章力があるってどういうことだ? 一体自分の作品の何を褒められてるんだ? エモいってどういう意味だ? ひょっとして大して褒めるところがないからとりあえずそう言ってるだけなのでは?)
「読み合いましょう」「指摘しあいましょう」
そんな企画に参加すれば確かに自作は読んでもらえます。
結果もたらされる「上手いです」「面白いです」「熱いです」「迫力あります」「格ゲー詳しいんですね」そんな言葉の数々を鵜呑みにすればとりあえず気分はよくなります。
し か し !
自分の作品の星の数、数えてみ?
悪魔(現実)が私に囁きます。
そう。読んだ人にはとりあえず褒められるけど、そもそもそんなに読まれてないし、星だって増えない。リワードも貯まらない。
自分の作品に何が足りないの?
一体どこを直せばもっと良くなるの?
私の小説は、これが限界なのか……。
そう自暴自棄になっていたある日、知り合いのSNSをぼーっと眺めていると、|運命の出会いが!|(ここ太字)
口コミ①
「滅茶苦茶凄いです!」
「その読み込み方、考察、指摘が、書き手としても読み手としても、目から鱗の感想」
口コミ②
「これが、感想? もう論文レベルでは?」
口コミ③
「ステップアップしたい人にはおすすめです」
いやいや、そうは言っても、あくまで一人の感想でしょ?
とは思いましたが、せっかくなので私も応募してみました。
その名も
『フィンディルの感想』(ここフォント大き目で)
https://phindillnokanso.fanbox.cc/ いや、すごい。
何がすごいってテキスト量がすごい。
一つの作品(1万字以内との規約です)に対してその2倍3倍の量の感想が書かれています。
そしてその細かさ!
私も自作の中で一番ツッツキどころの少ない作品を投げたつもりだったんですよ。
それなのにまあ、出るわ出るわ。
こんなにあったのか、と愕然とするほどごっそり取れる様はまさに快・感。(角栓じゃないですよ、作品のアラ)
そしてただあら探しをされただけじゃなく、微に入り細を穿つ指摘・提案・改善法がみるみる角質層……じゃなかった、作者の創作意欲に染みていきます。
自分では気づけなかった書き方の欠点。
読み合いましょう企画から得られる感想には決してなかった改善策。
なるほど、これは皆さん絶賛されるわけだ!
これほど高密度でハイセンスな感想。本来ならばお金を払って貰うべきもの。
実際、将来的には有料サービスとして展開していく予定とのこと。
予定とのこと。
そう。今ならまだ無料なんです!(2020/07/11時点)
参加しなきゃMOTTAINAI!
「一生ものの感想を」
そのコンセプトに偽りなし!
『フィンディルの感想』!
『フィンディルの感想』にぜひご参加を!
あの、もらった感想の最後に宣伝お願いしますと書いてあったので書いてみました。こんな感じでいいでしょうか。
真面目な話、本当に勉強になりました。
人称別の単語選びという考えかたは私の創作観にはないものでしたし、正直な話、自分が全く意図せずになんとなく書いた文章が作品全体に及ぼしている効果を客観的に解説してくれたりして、「この人は私より私の作品を理解してる」と思わされました。
大変貴重な経験をさせて頂きました。