モーセがファラオの元に行き、ミツマの民を連れてミツライムから出る約束を取り付けます。このあとファラオの気が変わって軍隊を差し向けることになるのですが、実際に約束はあったようです。
この時のファラオとモーセですが、
モーセが持っていた三種の神器。というか、三種類の知恵があったとされます。それが杖、赤い川、白い手です。
杖は蛇が出てきて、ファラオの蛇と戦い勝ったとされます。蛇が出てきたこと自体は、ファラオにもできる魔術でしたが一応ここで勝ったことでモーセは神の力を示すことができました。
赤い川は壮観です。ひと目でおかしいことがわかりますね。
ただ誰もがわからないというのが白い手のことです。これに何の意味があったのか。
神話を読む限りでは、これが最も重要な要素です。というのもYHWHは手が白いからです。創造主と同じ民族でして、その創造主の神話は、白雪姫のようなものにもなっています。肌が白いこと、これは民族的な白さではなくてもっと白いです。髪が黒いこと、唇が赤いこと。YHWHも同じ特徴をもっています。
つまり、実際にファラオとモーセが話しあったときに、モーセが白い手をしていたというのは重要です。白い手でファラオの前に立っていたのは、それはモーセではなくYHWHだからです。
ファラオが奴隷を連れて行くと言われて頷いた相手は、モーセではなくてYHWHだと推測できます。
さらにここにある人物の影があるのですが、その話はまた後日。