あまり他の方の作品の宣伝はしないことにしています。
お一方の作品をあげたら、他の方の作品もあげないと不公平になるような気がするからです。
でも、今回ばかりはお許しください。
作者さまからお叱りがあれば、この記事をすぐに削除いたします。
昨年のカクヨムコンテストでは、長編・短編の膨大な作品を読ませていただきました。
その中で、「これはプロの作家さんでは?」と思うような作品が4つありました。
そのうちの1つが、五十鈴りくさまの 『ヨークシャー・ムーアの駒鳥』 です(作品ページはこちら
https://kakuyomu.jp/works/16817330667001501763)。
この作品を読んでいただければわかりますが、情景描写がとにかく美しいのです。
主人公ロビンの心の揺れ動きが繊細に描かれていて、読者である私も共感し、胸を打たれました。
さらに、構成が巧みなのです。
後日、五十鈴さまが書籍作家でいらっしゃると知り、納得しました。
以降、密かに五十鈴先生の作品を愛読しております。
というわけで、僭越ながら宣伝をさせていただきます。
五十鈴りく先生が新作 『6⃣ sugars ~ある魔法使いの試練~』 をカクヨムコンに投稿されています(作品ページはこちら
https://kakuyomu.jp/works/16818093088781771278)。
主人公ディオニスは、文武両道の完璧な男。でも、愉快なほど性格が悪い。
人間が作った料理は云々と心の中でぼやいてみたり、他人の粗探しをしてみたり。
そんな彼が、アンとの関わりを通じてどのように変化していくのか、楽しみでなりません。
もし最後の最後で「アンも性格が悪くなりました」だとしたら、「おいっ!」ってツッコミを入れるつもりです。
それはそれでいいんですけどね。
物語のテンポも良く、ぐいぐい引き込まれますので、ぜひ読んでみてください。