光が途中七歳とは思えぬ考え方をしていたが、彼が神童であったからである。齢七歳にしてサッカーや野球などスポーツ全般が出来るだけでなく勉強も出来るという文武両道の体現者で、しかも勉強は小学生を越えて中高校生レベルのものまで踏破していた。それは彼が並外れた頭の良さを持っていただけではなく、「失われた遺産」の復興を夢見ていたためそこまでの努力が必要と思い、同級生と遊ぶことなく努力をし続けていたからである。その弊害か、人を見下すこともあり中々のクソガキに成長した。この時期の光は文章を書いている筆者本人でもムカつくほどの面を見せたりする。