村沢黒音

@kurone629
2024年1月14日に登録

恋愛
異世界ファンタジー

kurone_murasawa

1月11日
カクヨムコン応募を断念しました＆参加作品を応援します！
いつも見ていただいて、ありがとうございます(* ˊ꒳ˋ*) 公爵令息と結婚した、魔女な奥様 https://kakuyomu.jp/works/16818093089455321069 こちらの作品をカクヨムコンに応募するつもりで長編として書いていました。読んでくださった方、星やハートをいれてくださった方、ありがとうございます。書いている途中で、今回の話は長編にするのは難しいということに気付きました。先月からありがたいことにお仕事がバタバタと入って、スケジュールを組んでみたら９月頃までは暇がない、ということになりました。カクヨムコンの応募規定が１０万字以上となっています。今からその文字数を書き上げるのは難しく…… かといって、続きを書くのを放棄するのは、今まで読んでくださった方に申し訳ないので…… この話は中編として終わらせる予定で進めます🙇 のんびり更新して、完結を目指しますね！ 10万字未満なので、カクヨムコンは応募資格がなく、応募をとりさげています。今回は書き溜めが少ないまま、カクヨムコンが始まってしまい、書きながら連載するという形をとったのがよくなかったと思ってます。次に参加する時は、もっとしっかり書き溜めを用意してからにしますね！次こそはカクヨムコン、リベンジしたいです！！今回のカクヨムコンは応援する側になります。皆さんの参加作品、順番に回ります♡\(*´꒳`*)𓂃𓈒 ❅ * 今回はカクヨムコン辞退してますので、お返しの☆などはお気遣いなく…！私の方から、参加作品の応援をさせてください！！
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11月30日
カクヨムコン10始まりましたね
カクヨムコン！前から楽しみにしてました！初参加させてもらいます(*´ ˘ `*) 代理でお飾り妻、承ります https://kakuyomu.jp/works/16818093089455321069 自分の好きな魔女要素と、契約結婚を合わせてみたお話です✨ ざまぁとか、溺愛もあります！主人公のレナが明るく前向きで、さくっと読めるように文章も軽いノリで書いているので、お気軽に楽しんでいただけたら嬉しいです。カクヨムコンは1次選考が読者選考となっています。このお話を気に入っていただけたら、フォロー・☆レビューで応援してくださると嬉しいです。書き溜めはそんなに多くなく… はじめのうちだけ毎日更新で、そのうちまったり更新になると思います。単純な性格なので、応援があるほど書くのと更新が早くなります！！✍️💪✨ よろしくお願いします！既存作のお知らせです。捨てられ聖女の幻獣保護活動https://kakuyomu.jp/works/16818023212042151638 コミカライズ企画、進行中！！コミカライズに合わせて、続編を更新予定です。来年（2025年）、更新再開予定。前世で悪女をしていた者ですが、 https://kakuyomu.jp/works/16818093079408550013 書籍化企画、進行中！みなさまの応援のおかげで……！😭🙏 応援、☆レビューをありがとうございます💕✨ まだ企画段階なので、お知らせできるようになったら、正式に発表します！
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10月31日
なろうからの転載＆カクコン出たいなあ
そっけない婚約者に毎日笑顔で話しかけたら、いつの間にか溺愛されていました https://kakuyomu.jp/works/16818093087655581736 こちらの作品を「小説家になろう」から転載します。エンジェライト文庫さんで電子書籍化しています。表紙を月野さまに描いていただいて、とっても可愛いです！下に画像添付します↓ 電子の方は、WEB版から倍量くらい加筆しています。その分、WEB版はあっさり終わる内容になっているかと思います。サクッと読めると思うので、ぜひ休憩時間などに見ていただければ嬉しいです。来月末からカクヨムコンですね。参加したいです！参加するの、初めてです。今、新作を用意しています。すでに、間に合うのかなあ……？という感じです。初日から投稿を目指したいですが、間に合わなかったら、１２月半ばから… カクヨムコンって、途中から参加しても、読者選考突破できるものなのでしょうか？？まだ勝手がわからなくて、不安ですが、こういうのはお祭り感覚で楽しみたいと思ってます！！他の参加作品も読ませていただきたいと思っているので、楽しみです！
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8月25日
賞ダメでしたが、嬉しいことも
今年は３作品、賞に応募してたのですが、２つは結果が出て、ダメでした……！ショック〜〜(´・ω・｀) でも、嬉しい知らせもありました。「捨てられ聖女の幻獣保護活動」 https://kakuyomu.jp/works/16818023212042151638 この作品は、ある企画が進行中です！お知らせできる段階になったら、報告します✨ また、それに合わせて続編を書きたいと思っていて、その時に連載を再開する予定でいます。たぶん来年の春……？遠くてすみません。気長にお待ちいただけると嬉しいです( .ˬ.)"💕 この話は、続けようと思えばいくらでも話を続けられるし、エリンもクラトスももふもふたちもお気に入りなので、末永く更新できればな、と思ってます！クラトスの秘密も、まだすべて開示されてませんしね！「三英雄の魔術師」 ※BL作品なのでご注意ください https://kakuyomu.jp/works/16818093073700287043 こっちは賞への応募は諦めて、のんびりとWeb連載でやっていこうと思ってます。来月(９月)には連載再開できそうなので、また更新したら見てくれると嬉しいです。連載中に戻して、番外編だけ更新しておきます。「前世で悪女をしていた者ですが、」 https://kakuyomu.jp/my/works/16818093079408550013 完結後に番外編を２つ更新してます。もうすぐ応募してるコンテストが締切なので、これ以降は更新をストップします。 ☆やフォローで応援してくださった方、ありがとうございました！！とても励みになりました💕 1次選考、突破できますように🙏 賞への応募は、新作でやっていくつもりです٩( 'ω' )و 落ちるとショックだけど、参加してる時はお祭り感覚でワクワクします！今後も懲りずに、どんどんコンテストには応募したい( ˶'꒳'˵ )💕 １２月にはカクヨムコンもあるし、新作引っさげて参加予定です！
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8月19日
「前世悪女」改稿しました
前世で悪女をしていた者ですが、 https://kakuyomu.jp/works/16818093079408550013 内容を全体的に見直して、修正してます。「７　英雄様の新人教育（スパルタ版）」 https://kakuyomu.jp/works/16818093079408550013/episodes/16818093079996828651 こんなページが増えました(*´ ˘ `*)♡ ストーリー自体は変わってないのですが、ルシルとレナードのやりとりが増えてます。今作、星をいれていただいたり、(恐れ多い)本文付きのレビューも書いていただいたり、とても嬉しいです。レビュー文の前でひれ伏す勢いです。ありがとうございます。番外編を１つ追加したくて、書いてる最中です。ルシルとレナードの後日談になります。また番外編をupできた時は、見ていただけたら嬉しいです！
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7月28日
「側近悪女」完結＆なろうからの転載
前世で悪女をしていた者ですが、 https://kakuyomu.jp/works/16818093079408550013 旧題：前世で訳あり悪女をしていましたが、死に別れた幼馴染（英雄）が今も私に執着しています！？このお話が完結しました！！「お話は一気読みする派」の方がいらっしゃいましたら、ぜひとも夏休みや土日のお供にしていただけると嬉しいです。今回のお話、自作の中で初めて星が１００を超えることができました。たくさんの方に読んでいただけて、本当に嬉しいです！！フォロー、レビュー、応援コメントをありがとうございました。今作、ファンタジー長編コンテストに参加しています。一次選考が読者選考になっていて、フォローと星の数で通過できるかが決まります。でも、どこが通過できるラインなのかわからないんですよね～；；現状で足りているのか、足りていないのか……。どうか、一次選考を通過できていますように……！！今作、受賞できたら、書籍化できたら、夢です……！ルシルとレナードとザカイア様のイラストが見たくて仕方ない！！今作は「主人公の前世が悪女だったら？」という着想から作ったお話になります。ザカイア様がどうしても、某魔法学校の闇の帝王のイメージになってしまうので、そこから脱却するのが難しかった……。一応、『優雅な芸術かぶれのおじいさん』という設定で、差別化をしています。ザカイア様を象徴する、親友のアンブローズとのエピソードは自分でも気に入っています。一発で彼というキャラクターを説明できたかな、と。アンブローズくんのイメージ、病弱で、青白い美少年で、療養のために湖の別荘に住んでいて、そこでいつもピアノを弾いているような感じです。ザカイア様とはかなり仲良かったみたいです。ザカイア様はアンブローズくんが大好きだったので、ずっと彼の死を引きずってます。でも、ここでルシルも、読者の皆様もつっこんだはず。 ――いや、自分で殺してるじゃん！！！！！婚約者に裏切られて、抜け殻のようになって、大好きなピアノを弾けなくなったアンブローズくんを、ザカイア様は可哀そうに思ったのでしょう。彼にとって、死は救い。そんな狂人の配下を何年もすることになったルシルは、本当に神経をすり減らしたことだと思います。今後は幸せになってほしい。番外編などもそのうち載せたいですが、しばらくの間、別件の原稿をする予定のため、手一杯です。落ち着いたら、こちらの番外編や、新作を掲載できればと考えています！このお話を最後まで読んでいただけて、どうもありがとうございました！また次のお話もよろしくお願いします！また、しばらく新作更新ができないので、その隙間埋めのために「小説家になろう」に掲載していた長編小説をこちらに転載します。メシマズ女扱いされたので婚約破棄したら、なぜかツンデレ王子の心と胃袋つかんじゃいました https://kakuyomu.jp/works/16818093081781190711 お料理、婚約破棄、もふもふ、バトル、ざまぁ……いろんな要素をつめこんだお話になりますので、なろうで未読の方はぜひ読んでいただければと思います！こちらのお話はコミカライズ化されているので、そちらの表紙画像を載せておきます↓
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7月22日
「側近悪女」もうすぐ完結します
前世で訳あり悪女をしていましたが、死に別れた幼馴染（英雄）が今も私に執着しています！？https://kakuyomu.jp/works/16818093079408550013 いつも読みに来てくれてる方、ありがとうございます！！こちらのお話はラストまで書き上がっていて、更新予約も終わりました！私の身に何かあっても、完結までは必ず更新されます(*´ `*) 最終話のupは、7/27（土）お昼を予定しています。一気読みしたい派の方がいましたら、ぜひ土日のお供にでも読んでください！今朝見たら、星が100をこえてました❀.(*´▽`*)❀. カクヨムで星100こえられたの初めて……！！すごく嬉しいです💕 各話にコメント書いてくださる方もありがとうございます。普段は更新してもそんなに反応を貰えない方で、いつも孤独に更新作業してて寂しい……って感じなので、今回はコメントいただけるの、めちゃくちゃ嬉しいです！！大変励みになっています〜！最後までぜひ目を通していただけましたら、幸いです。あと、たぶん、完結したらタイトルを変更するかもです。付けたいタイトルがあったのですが、 Web小説はどうしても説明的な長文タイトルの方が有利になるので、そうしていました🥹՞ 完結後、タイトルが短くなると思います！タイトルが急に変わって混乱したらすみません💦 キャッチコピーはそのままにしておくのと、「前世」「悪女」はキーワードとして、タイトルに入れますので、それでわかってもらえますように……！
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7月12日
「三英雄の魔術師」番外編　「君は、気兼ねない相手」
三英雄の魔術師　～無能教師と思われてるけど、実は最強です！～ https://kakuyomu.jp/works/16818093073700287043 『三英雄』の番外編を見たいという声をいただきました！ありがとうございます。現在『三英雄』はコンテストに出しているため、更新ができません。そのため、近況ノートの方に番外編を仮置きしておきます。コンテストが終わったら、このノートは消して、『三英雄』のページにupし直しますね！　◇　◇　◇ 「君は、気兼ねない相手」　アルバートの実家であるラクール家は、商売によって成り上がった。　今では百貨店『フォン・ウィルシュ』を経営している。　アルバートは長男として生まれ、次社長となるべく英才教育を受けていた。　彼に大きな転換期が訪れたのは、１２歳の時だった。　ある事件により、頭を強打したのである。　それ以降、彼の学力は著しく低下した。特に数学への学習障害が見られるとのことで、これでは家業を継ぐのは不可能だろうと判断された。　ラクール家の当主であるアベルの判断は早かった。アルバートを早々に切り捨て、次男であるジルベルトの教育に精を出すようになったのだ。　それ以降ーーアルバートは荒れた。　彼はリブレキャリア校の魔器特進科に入ったが、１年生の時、問題を起こしてばかりいた。　誰彼構わずケンカを吹っかけ、暴れ回っていたのだ。　ある日、アルバートはまた些細なことでクラスメイトと揉めた。　頭に血が上っていた彼はそこが教室内であることも忘れて、激昂した。「ふざけんなよ！」　拳を振り上げ、相手を殴りつけようとする。　その瞬間、誰かが拳を受け止めた。　同じクラスメイトである、レオナルトだった。「やめろ」「は？　てめえ、何だよ！」　その頃のアルバートは常にイライラとしていた。誰かで鬱憤を晴らすことができれば、それでよかったのだ。　標的をレオナルトへと移して、アルバートは殴りかかる。　レオナルトもすかさずやり返してきたので、そのまま殴り合いのケンカとなった。教師に止められるまで２人は殴り合っていた。　アルバートはそれからもレオナルトにつっかかった。　レオナルトはアルバートより小柄だが、冷静な態度は大人びて見える。１年生とは思えないほど達観した雰囲気もあり、女生徒から憧憬の眼差しを向けられることも多かった。　その様子にアルバートは苛立った。　――あいつの澄ました顔……すげームカつく！　だから、些細なきっかけを見つけては、彼にケンカを吹っかけた。　レオナルトはクールな性格だが、売られたケンカは買うタイプらしく、必ずアルバートにやり返してきた。　２人は生傷が絶えず、毎日のように教師に叱られていた。　ある日のこと。　アルバートは浮島内の林で倒れていた。　　全身が傷だらけで、体を動かすことができない。　その日の彼は、無謀にも上級生にケンカを吹っかけて、こてんぱんに打ちのめされたのだ。「あー、くそ……ムカつく……」　悪態をつくと、切れた口内が痛んで、鉄の味がした。　怪我をしたことはまだいいがーー困ったのは財布をとられてしまったことだ。「慰謝料代わりだ」と上級生に持っていかれた。　あの中には学生証が入っている。　なくすと困る物だ。再発行には家族に書類を書いてもらわないといけないが、実家に頼るなんて死んでも嫌だった。（もういいわ……学校、やめよ……）　アルバートはそう思いながら、目を閉じる。　――ケンカしても、ケンカしても。　誰かを一方的にぶちのめしても。　イライラが収まらない。　それどころか、心に積み上がっていくのは虚しさばかりだった。　アルバートが寮に戻ったのは、その日の夜のことだった。　廊下でレオナルトが声をかけてくる。「おい」「何だよ」　アルバートはドスの効いた声で答える。　彼の顔を睨み付けーー愕然とした。　レオナルトは傷だらけだった。自分と同じように。　レオナルトは何気ない動作で、何かを投げつけてきた。　それはアルバートの学生証だった。「は？　お前、どういうつもりだよ」「拾った」　素っ気なくレオナルトは答える。「はあ！？　んなわけねーだろ、何だよ、その怪我！！」　カッと頭に血が上る。　馬鹿にされていると感じて、アルバートは迷わずレオナルトに殴りかかった。　その日も殴り合いのケンカになったし、２人でボロボロになった。　――次の日。　校庭の隅で、アルバートはレオナルトの姿を見かけた。　レオナルトはボールを器用にリフティングしていた。その姿にアルバートはやっぱりイラついていた。（あいつ……上手いな。やっぱりすげームカつく）　こちらが鬱憤をためていることに気付きもしないで、レオナルトはボールを蹴る。「グレン」　向かいにいた少年へのパスだ。　黒髪の少年――レオナルトとよく一緒にいる、グレンという名の生徒だ。グレンは片手で文庫本を開いて、読書に没頭していた。　レオナルトが蹴ってくるボールを、気まぐれに蹴り返している。（あれは……成立してんのか！？）　アルバートは困惑した。　……これでは壁打ちと変わらないのでは？　しばらく見ていると、やっぱりレオナルトにとっては退屈だったらしく、顔をしかめている。　そこで、レオナルトがこちらを向いた。「お」という顔をしたかと思いきや、ボールをこちらに蹴って来た。　アルバートはそのボールを足で止める。「は？　何だよ」「相手しろ」「はあ……！？」「あいつ、本ばっかりでつまんない」　レオナルトは当然のように言うが、アルバートからすれば「知るかよ！？」である。「やるわけねえだろ」　ドスを利かせた声でアルバートは返す。　すると、レオナルトは「ああ……」と納得したように頷いた。「俺が昨日、殴ったとこ……痛すぎて、動けないか」　自分の頬――アルバートが殴られた箇所と同じところ――をつついてから、レオナルトは「べ」と舌を出した。　その挑発に、アルバートの頭の血管はぶち切れそうになった。「てめえええ！」　怒りに任せて、ボールを蹴り飛ばす。　それをレオナルトが蹴り返してきた。　乱暴すぎるボールのやりとりは、しばらく続いた。互いに遠慮なく蹴っているので、受ける方はかなり痛い。ほとんどケンカだった。　いつの間にかグレンは木陰に移動していて、座りこんで本を読んでいた。　必死にボールを蹴りすぎて、互いに汗だくになった頃――。　アルバートの蹴ったボールがあらぬ方向へと飛んで行く。　それがグレンの顔面に直撃した。「「あ……」」　アルバートとレオナルトは間の抜けた声を漏らす。　顔からボールが零れ落ちると、グレンは下を向いて、静かに本を閉じた。「おい」　レオナルトが声をかけてくる。「逃げろ」「は……！？」「あいつ、切れるとやばい」　言下にレオナルトは走り出している。　アルバートは怪訝に思った。　レオナルトはケンカ慣れしているようだが、グレンの方はそうは見えない。むしろ大人しい優等生だと思っていた。（はっ……やばいって何がだよ）　馬鹿にする気持ちで、アルバートはグレンを見る。　そして――。「げっ……！？」　思わず、声を零した。　グレンの眼光が先ほどと一変している。　――あれはどこからどう見ても、ガラの悪いやばい奴だ……！　直感が働いて、アルバートは走り出した。　レオナルトと同じ方向へと。　その後、グレンに捕まった２人は、きっちりとやり返された。　それもやり方が陰湿で、徹底的に関節技を決められた。めちゃくちゃ痛かったし、ちょっぴり泣いた。　２人は満身創痍の状態で、校庭の草むらに転がっていた。　ぼんやりと空を眺める。「な？　言ったろ」　レオナルトが苦い口調で告げる。「あいつ、怒らせない方がいい」「本当にな……」　アルバートはげんなりとしながら、息を吐き出した。　そして――彼は気付いた。　いつの間にか、苛立ちが収まっていたということに。　胸の中がすっきりとしている。　頬を撫でる風が気持ちいい。「なあ……」　すがすがしいほどに青い空を見上げながら、アルバートは声を上げた。「……おれの学生証。とり返してくれて、サンキュ」　レオナルトがこちらを見る。　そして、にやりと笑った。「あれは拾ったんだって言ったろ」「嘘つけっ！」　アルバートは容赦なく彼を蹴った。　◇ おまけ　～それから４年後～「リーベちゃん、おはよー！　って、ん！？」　リーベの研究室は、校舎の南側、３階に位置する。　アルバートが研究室の扉を開けると、中には先客がいた。　それが意外な人物だったので、アルバートは目を見開く。「先生、ここは？」「あー、それはねー。こっちの公式を使って……」「あ、こうか」「そうそう！　あれ？　レオ～、君ってけっこう頭いいんだね。意外～」「別に……。勉強ならグレンが教えてくれるしな」「なるほど、グレンくん。仲いいもんね、君たち。あ！　アルバートくん」　そこでリーベがこちらに気付いて、振り返る。　いつもの頼りないふにゃふにゃの顔で笑った。「おはよー」「お、おう……」　リーベの研究室は、奥に作業机。その手前にソファとテーブルが置かれている。ソファに並んで、リーベの隣――レオナルトの姿が見えた。　２人は１つのノートを覗きこんで、勉強をしている。　――やたらと距離が近い。　そのことに危機感を抱いて、アルバートはレオナルトの腕を引っ張った。「おい、レオ！　こっち！」「は？　何だよ……」　きょとんとした顔をしているリーベを残して、レオナルトをぐいぐいと引っ張り部屋の外へ。　扉を閉めて、リーベに聞かれる心配を排除してから。　アルバートはレオナルトに詰め寄った。「お前……いつの間に、リーベちゃんと仲良くなったんだよ！？」「は……？」　レオナルトは呆れたように目を細めてる。「別に？　普通だろ」「どう考えても、普通の距離じゃねえ！　っていうか、リーベちゃんに『レオ』って呼ばれてたし！」　アルバートが知る限り、レオナルトを愛称で呼んでも許される人間は、今まで３人しか存在していなかった。　つまり、自分たち――アルバート、グレン、クリフォードだけである。　前に女子が調子づいて、「レオくん♪」と呼びかけた時、レオナルトは不快そうに睨みつけ、その女子を泣かせたこともある。　レオナルトは嫌そうにアルバートの手を払うと、「だから、何だよ。お前には関係ねえだろ」「よくねえよ！　いいか、リーベちゃんはおれの……」「…………は？」　途端、レオナルトの雰囲気が険悪に染まった。声のトーンが一気に下がり、目付きも悪くなる。　アルバートはハッとしてから、口をつぐんだ。（おれの……？　おれの……、何だろう？）　恩人――？　いや、それよりももっと、特別な人間だ。　そもそも、リーベとの出会いはアルバートの方が早い。６年前から知り合いだったのだ。それに、リーベがこの学校に赴任したばかりの頃、彼に声をかけて、気遣っていたのは自分だった。　レオナルトはリーベに興味がなさそうだったし、冷たい態度をとっていた。　つまり、リードは自分がとっていたはず！　そのはずなのに。　なぜか、知らない間にレオナルトがリーベと仲良くなっているではないか！　そのことに、アルバートはもやもやしたし、胸のむかむかも覚えた。「あー、よくわかんねーけど、むかつく！」　その怒りを迷わず、レオナルトへとぶつける。　拳を振り上げると、レオナルトはすかさず反応した。「はあ！？　意味わかんねえッ」　もともとケンカ慣れしている２人。　殴り合ったことは数知れず。　というわけで、これが２人の通常運行であり、日常茶飯事の光景ではあったのだが……。「わー！？　２人とも何してるの！　ケンカは、ダメ～～～～！」　そんなことを知らないリーベは顔を真っ青にして、止めに来るのだった。（ま……負けねえ！　絶対、レオには……！　とられてたまるか――！）　◇　◇　◇ レオ＆アルは、ケンカ友達の関係となります。『三英雄』は各キャラの過去編やら、今後の展開など、いろいろと設定が決まっているので、いつかそれも排出できるといいなあと思ってます。コンテストがダメだったら、続きをupしたいですね。あ、でも、できれば、コンテスト、通っていてほしい……！！（お祈り）
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7月2日
「側近悪女」upの順番を間違えました！
https://kakuyomu.jp/works/16818093079408550013 毎日更新中の「側近悪女」ですが、今日の更新、日付を間違えていて、８ページめを飛ばして、９ページめを上げてしまいました……！現在は直ってます🥹՞ 自分でも読んでみたのですが、８ページがなくても、「まあ、内容は通じるかな？？」って感じなのですが、すみませんでした💦 次は予約更新をする時、ちゃんと日付を確認します！！いつも読んでくださってる方、 ♡や☆で応援くださっている方、ありがとうございます。励みになってます！
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6月29日
カクヨムって、編集ページで文字列の置換ができない？
現在、連載中の「側近悪女」ですが、あることに気付きました。使い魔のリコ…… 名前を変えたい！！レナードの愛称が「リオ」なのですが、思いっきりかぶっていることに今さら気付きました。それで、置換しようと思ったのですが、カクヨムの編集ページに「置換」の機能がない？？そういう機能って、ないんですね……少なくとも自分では見つけられませんでした；；仕方ないので、１こずつ手作業で直しました……！！置換機能……ほしいなあ。「小説家になろう」にはあるのに～～～。というわけで、ちまちま修正して、何とか全部直せました！！使い魔のリコは、今日から「ココ」になります！途中まで読んでくださった方、混乱させてしまい申し訳ありません……！！使い魔の名前が変わってます……！ココが正式名です。（もし、修正ミスがあったら、こっそり教えて欲しいです！）
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6月28日
「側近悪女」連載を開始しました
魔王の側近をしていた悪女だけど（←前世）、幼馴染の英雄に執着されています https://kakuyomu.jp/works/16818093079408550013 こちらの連載を始めました！本日から始まる、ファンタジー作品コンテストに参加したくて、書いたお話です。『前世が魔王の側近！？』な主人公が転生して、正体がバレないようにこっそりチートで活躍していくお話です。魔王を打ち取った英雄と幼馴染なのですが、彼はなぜか主人公に執着している……！？「彼女は悪女なんかじゃない」主人公を信じる英雄の、こじらせ溺愛＆執着っぷりと、『主人公の前世で何があったのか！？』ミステリー要素を楽しんでもらえたらと思います！書き溜めがたくさんあるので、毎日更新できます。更新を追っていただけると嬉しいです。一気読みしたいという方は、８月ごろに見に来ていただければ、完結できているかと思います。また、コンテストでは読者選考によって、一次選考を突破できるかが決まるそうです。 ☆評価やフォローを入れていただけると、読者選考で有利になれますので、ぜひぜひ入れていただければ嬉しいです！！
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2024年4月12日
「三英雄の魔術師」完結しました
（ふわっとＢＬ）三英雄の魔術師　～無能教師と思われてるけど、実は最強です！～ https://kakuyomu.jp/works/16818093073700287043 こちらが完結しました。 ※※※　微ＢＬ作品です。苦手な方は注意！　※※※ コンテストに応募したくて、元あった原稿を改稿して、カクヨムの方に載せていたんですが、コンテストの規定が１０万字以内！！ということで、シーンをいくつか削ってます；何とか１０万に収まって、ホッとしました！でも、本当はリーベが池に落ちるシーンとか、アルバートと仲良くなるまでの過程とか、グレンやクリフォードの掘り下げとかも、もっとありました。コンテストが終わったら、それは何らかの形でupできればなと思ってます！今回はリーベ＆レオナルトの掘り下げをメインにして、まとめています。でも、まだまだ書きたいこととか、お話の続きとか、三英雄の過去編とかもいろいろと考えてあるので、いずれそれも公開できたらなと思ってます。最後まで目を通していただいた方、♡や☆を押してくださった方、ありがとうございました！！
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2024年3月16日
「（ＢＬ）三英雄の魔術師」連載を始めました
（ふわっとＢＬ）三英雄の魔術師　～無能教師と思われてるけど、実は最強です！～ https://kakuyomu.jp/works/16818093073700287043 こちらの連載を開始しました！微ＢＬ作品となっていますので、苦手な方はご注意ください。チート能力を持つ主人公が、正体を隠して、魔導学校の教師になる。こっそりチートで活躍しつつ、生徒＆他の教師たちと仲を深めていくお話。ミステリー要素もあって、ラストでいろいろと真相がわかる構成となっています。ＢＬ要素はふわっとしていて、メインストーリーは学園ものファンタジー＆主人公のチートぶりを楽しんでもらうお話です。（といいつつ、主人公は総愛され状態になったり、やたらと惚れられたり、ＢＬ的な萌えもあるかと思います。恋愛だけでなく、メインのストーリーがあるという形です）「残酷描写あり」「暴力描写あり」のタグがつきます。２ページめのアレが乗り越えられた方なら、問題ないかと思いますが、一応、ご注意を……！（残酷描写としてはそこが山場です）別サイトで掲載していたシリーズを大幅に改稿して、こちらに掲載しています。だいぶ内容が変わっていて、このバージョンの掲載はカクヨムオンリーとなっています。ラストまで書けているので、完結保証＆毎日更新です。へなちょこ英雄の主人公・リーベをどうぞよろしくお願いします。
2024年2月29日
「聖もふ」完結しました
捨てられ聖女は、治療の時に回想シーンが見えちゃいます～弱ったもふもふを救っていたら、人嫌いの魔法使いに愛されてました！？～ https://kakuyomu.jp/works/16818023212042151638 旧題：「真の聖女は妹にお譲りして、私はもふもふの聖女になります」キリのいいところまで終わったので、完結という形にしました。ここまで読んでくださった方、ありがとうございました！また、こちらのお話は完結時に全編改稿を行っています。旧）ユナが序盤から登場新）ユナが第５章から登場するようにこのように修正しています。全体の流れは変わっていないので、特に読み直す必要はないですが、気になる方は第５章を見てみてください！「１　隷属幻獣の少女１」 https://kakuyomu.jp/works/16818023212042151638/episodes/16818023213092004080 今回のお話、続きの構想はありますが、書くかどうかは悩み中です。読者様の反応を見て、判断したいです。こちらのお話を気に入っていただけたら、☆評価や感想をいただけると嬉しいです！もし続きを書かずにここで終わらせるということになった場合、消化不良の部分があるので、それだけは番外編や設定公開などで、昇華できればと考えています^^* 「妖狐兄弟」のお兄ちゃんの方とか、ユナの記憶とか、クラトスの過去とか……エリンについても、まだ明らかになっていない秘密があります。こちらも、設定公開とかになるかなあと思います。最近は新しい連載を始めたいなあと思っていて、そちらの設定を練っています。悪女な主人公に挑戦してみたい。
2024年1月17日
『もふもふ聖女』新しく連載を始めました
「真の聖女は妹にお譲りして、私はもふもふの聖女になります」 https://kakuyomu.jp/works/16818023212042151638 旧題：「追放された聖女は、幻獣の保護活動を始めました」新しい連載をはじめました！もふもふ＆ツンデレ＆明るく楽しい雰囲気で！というお話を目指して書いたものです。気に入っていただけたら、フォロー＆☆評価をいただけると嬉しいです。カクヨムさんで長編を連載していくのは初めてなので、ドキドキです。こちらは「小説家になろう」でも掲載していて、並行して更新していく予定です。今のところ、どちらが先行というのは考えていないので、同時にやっていけたらと思ってます！よろしくお願いします！
2024年1月14日
はじめまして。
はじめまして。村沢黒音（むらさわ・くろね）と言います。ツンデレな少年、少女が大好きで、いろいろとお話を書いてます。「小説家になろう」でずっと活動していたのですが、角川さんの本が大好きなので、また、活動場所を増やしたいと思ったので、カクヨムにも登録しました！こちらのサイトでは投稿を始めたばかりなので、まだわからないことがいっぱいです。名刺代わりの１作ということで、「婚約破棄を代理ですることになりました」 https://kakuyomu.jp/works/16818023211862137560 を投稿しました。短編で、さくっとよめるコメディです。中身はすれちがいコントのようになっているので、気楽に見れるかと思います。また、今月から長期連載を始めたいと思って、準備中です。ぜひお好みにあえば、読んでいただければ……！　そして、今後の投稿にもお付き合いいただけたらと思います。どうぞよろしくお願いします！
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