いずこかで読みましたが、小説ほか創作の基礎であり奥義だそうです。
近づくというのは、小説で言えばノリノリ状態で執筆すること。離れるというのは、一歩遠ざかって自分の作品を俯瞰することです。
絵画でもよくある風景で、キャンバスに近づいて~遠ざかって~するようです。
さて本日、カクヨムコン4に応募中のWIZARDWARE魔法戦記「ソフトウェア魔法VS.影の王」の誤字を修正しました。ご指摘を受けた事柄なのですが、わたしは「おうとつ」を往突と記載しており、今まで疑問に感じていませんでした。
「凹凸」が正しい表記です。というより往突など存在しません。おそらくどこかで見たあて字だったか、煙突などとごっちゃになったか、いずれかでしょう。一生モノの間違いをしていました。(数十年、間違っていたのですから一生モノなのは当たり前です。)
凹凸は小説の文字として使ってよいか怖いので、「起伏」や「鋭い段差」という表記に変更しました。おうとつがある、という言葉はわりと絵画的な話題で聞いたことがあったので、自然と使っていましたが、漢字は誤っておりました。
そして冒頭に戻るのですが、修正した折に周囲の文章表現を読むと、「こりゃ読みにくい」とがっかりしたので、そちらも合わせて修正しました。大規模な改稿をした後ですが、部分的に改めて読み直すと客観的に作品を眺められるというわけです。
改めて最初から手直ししたくなりましたが、それではどうしても小説にのめりこんでしまう。気づいたときにちょっと修正する距離感もまた良いなと思いました。
トンネルの手前と向こう側から同時に山の中腹を真横に掘り続けていけば、やがてどこかで落ち合うはずです。うん、いいですね。(←自己弁護しているだけ。)