KADOKAWA Group

雲間

@kumo_noma
2024年12月13日に登録

異世界ファンタジー

2日前
没話　クリスマス用のパロ
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12月14日
御礼用　昔のカテリーネとヘルトの短い話
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11月18日
御礼用　本編１年前の村人視点
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11月11日
誤解を解きたい！　あとがき
毎日更新を続けたかったのですが、今回夜更新に決めていたのが逆に駄目でペースを崩してしまいました……。上手く文字にできないことも多く、非常に申し訳ない。更新する為に上げた話が短すぎて圧縮できるのもありただただ反省です。この点に関しては前回も言っているのでいい加減どうにかしたいところ。本当に反応していただけることが糧になっておりますので、皆様にとても助けられています。いつもありがとうございます！また次の章については閑話を何話かぽつぽつ上げてから開始予定です。今回の話は色々な意味でヴァルムントが一歩進む話でした。次の章で更にお話を進展させていきたいなと思います。一応現XなTwitterは始めてみましたが、更新連絡とか予告とかにしか使わないと思います。こういうの作っても本当に続かないんですよね…。なので作っていなかったんですが、やるだけやってみた方がいいかと思い作成しました。そのうち消えるかもしれないと思っておいてください。 https://x.com/kumoma_bi 今後も皆様に楽しんでいただけるよう頑張ります。何卒よろしくお願いいたします。
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10月30日
御礼用　本編ifエンド
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10月5日
取り急ぎのお礼用
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9月20日
投稿予定日
生贄娘については本日夜から投稿を開始します。基本は毎日投稿になりますが、納得がいかない＆区切りが悪い場合は翌日になりますので、ご了承のほどよろしくお願いします。なおストックは3話しか溜まっていません…。またギリギリの日々が始まる。
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9月8日
少し伺いたいこと
現在乗せている小説についてです。おそらくネット小説として拙作は、今のままだと改行での間の開け方が少ないものかと思われます。流れに合わせて改行を全話した方がいいか、このままの方が良いかを伺いたいのです。した方がいいのではと悩んでいたのですが、今まで読んでくださった方々の意見を聞いた方がいいと思った次第です。こちらの負担などは一切気にしなくていいので、率直な意見を聞かせていただけると幸いです。仮に改行を多めにすると決まっても、カクヨムのみでハーメルンとなろうはそのままにするつもりです。今後を考えると全部改行するのが楽ではあるのですが、選択肢があった方がよい&ハーメルンのここ好きが大幅にずれるので……。 ※この近況ノートは次章開始までにコメントがこなければ削除予定
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8月31日
関係を進展させたい！　あとがき
なんとか毎日更新を途切れさせず書ききれました…。ストック云々を書いたあたりで本当にストックが途切れており、そこからほぼ定時更新前に書き上げてました。読んでいただける皆様がいなければ絶対に毎日は続きませんでした。ありがとうございます……！とはいえ次の章では１日おきなどにするかと思います。細かい部分が雑になったり飛ばした部分など出てきてしまったので…。合体できる話がいくつかある。この話でやりたかったの何？って言われたら８話からの流れです。それでいて何とはいいませんが色々蒔きました。本当はもう少し関係性を進める予定だったんですが、思った以上にヴァルムントが頑固すぎました。やれ！って動かそうとしているのに、ヴァルムントはダメだ無理だと拒否るのです。そして主人公は進めたがってたのに、逆に落ち着くという結果に……。今後に期待ということでよろしくお願いします。 →ソフィーについてゲーム版でのあれこれを書こうと思ったのですが、これ需要あるんだろうか？気が向いたら書きます。次は閑話を挟みつつ、次の章の執筆をしていこうと思います。ここまで追っていただいている皆様には感謝しきれません。何卒引き続きよろしくお願いいたします。
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7月25日
投稿予定日
生贄娘の新章は８月１日１２時１４分に投稿予定です。そこから毎日同じ時間に予約投稿します。ただ、現在できているのは６話までて序盤も序盤……。自分を追い立てる為にこうしました。意地でも毎日投稿になるよう頑張ります。投稿予約には一話しか反映されていませんが、書き終えた話を手直しする可能性があるからです。マルチ投稿をしている関係上、一度直すと全部のサイトに置いているものを直さなくてはいけないので大変なんですよね……。
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7月8日
予定
応募予定のものが書き終わって解放されました。この書き方はやめよう……。という学びを得ました。今後ですが、頭の中で止まらないものの書き出しをしていこうと思います。何をって？生贄娘の続きを……。完結だ～！ってやった時は本当にそこで終わらせる気だったんですが、書き終わってから続きが出てくるんですよ。なんでなんですかね。完結詐欺じゃんって言われても仕方ないと思います。誠に申し訳ございません……。というか次に書く予定だったものの『書きたいと思っている部分』が序盤しか思い浮かんでいないのです。自分は『肝となっている書きたい部分』が想像できていないと駄目だと理解したので、そこが思い浮かんでいない以上は今書くべきではないと判断しました。迷走するのがよーく分かりました。様々な反省を生かして１章分書き終えてから出します。その時は毎日更新で予約して出します。予定では３章くらいかな～と思いますが、思いつきや感想からの刺激次第で増えたりします。割と感想から派生して増えた描写などあったりする。気持ちもう一章挟みたいんですが、今は思いついていないので３章としか言えない。こうやって誰かに見られてるって思うと、自分は実行するしかなくなるので退路を断ちました。言っていることが変わって本当に申し訳ないのですが、読んでいただけるととても嬉しいです。読んだついでにTwitterなどで読了報告などしていただけると作者が大変喜びます。既にしていただいている方、紹介してくださった方、大変ありがとうございます。すごく励みになっています。
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4月22日
キャラ掴みとして書いた話
そういえばこっちにだけ本物カテリーネの話を載せるかも〜とか言っておきながら、全部載せてしまったので、お詫びと言ってはアレですがキャラ掴みとして書いてた話を載せておきます。今のとは色々設定が違うので、本編とは全くつながらないです。そこをご了承いただいた上で読んでいただけると幸いです。どうでもいいchips：見神くんは授業で上杉謙信が出てからあだ名が謙信公になった以下がそのお話しになります＿＿＿＿＿＿　巫女という役割から、解放されたかったのです。　◇ 「黒川。……黒川〜。黒川龍也！」「あっ……。申し訳ございません。先生」　飛んでいた意識を戻し、夕日刺す教室の中で、目の前にいらっしゃる先生と目線を合わせます。　先生はうーんと唸ってから、わたくしに向かって言葉を告げました。「難しいのは分かるんだけどなぁ。逆になんでもできるのも考えものだな。まあ、時間はあるからたっぷり考えとけ。じゃあ今日はこれで終わりだ」「……はい、先生。ありがとうございました」　二者面談でとある質問をされて、わたくしは何も答えることができませんでした。　ため息をつきながら教室へ戻ると、仲良くしていただいているお友達がわたくしの帰りを待ってくれていました。「おいおいどうしたんだよ龍也。そんなに面談やばかったのか〜？」「ええ。……先生にお前は何になりたいんだ、と言われまして。私には、なりたいものというのがよく分からないのです」　わたくしは、最初は巫女という役割から解放されたことに喜びました。　基本的になろうと思えば何にでもなれるこの世界で、どの職業にでも就くことができるようにと、一生懸命に勉学や運動に励むようにしたのです。　先生方にもお前ならばどこにでも行けると、太鼓判を押していただけるほどの成績を保つことができていました。　しかしながら高校生になっても、3年生という学年に至っても、まだわたくしはなりたいものが分からないままだったのです。　巫女という役割があった時は、ひたすら己が使命に邁進をするだけで1日が終わりました。　明日も、明後日も、明明後日も、一生この生活を続けていればよい。　それが嫌でわたくしは黒龍様に願い募ったというのに、逆に今はそれが恋しくてたまらなくなっていたのです。　はぁ、と再びため息をつくと、お友達はわたくしの背中をトントンと叩いてこう言いました。「お前はさ〜、考えが凝り固まりすぎてんだよ。俺だったらモテてえし、金持ちになりてえし、いい会社にいければいいやって思ってるんだぜ？　みんなそんなもんなんだよ」「『そんなもん』、ですか……」　わたくしにとっては、とても重要な選択です。　何の為にこの世界へと参ったのか。　巫女でなくなった今、何を自分自身は成すべきなのか。　どう考えても、何度黒龍様に願っても、導きは降りてきません。「う〜ん、そうだなぁ。龍也はさ、たまにファンタジーの話してくれたじゃん？」「……ええ。それがどうかされましたか？」　お友達には時折、自分が考えた創作話であると前提を言ってから、前世の話をすることがございました。　きっとそのことを言っているのでしょう。「それ、小説とかにしてみればいいじゃん。あっ、お前の話すやつは最後悲惨すぎるからさ〜。ハッピーエンドにしてくれよな！」「ハッピーエンドに……」　前世を、ハッピーエンドに。　そんなこと、考えたこともありませんでした。　呆然としているわたくしに、お友達は言葉を続けます。「そ。自由にやりゃいいんだよ。お前は何でもできるけどさ〜、ルールから外れると途端にできなくなっちゃうよな。だからまずは想像の中で自由にやってやりゃいいじゃん」「……自由に」　……わたくしは役割というものから逃れたいと思っていたのに、結局役割というものを求めていました。　私が本当に求めていたものは、自由に生きることだったというのに。「まあ？　これがお前にとって正解かわっかんねーけどな」「いえ。ありがとうございます。視界が開けた気がしてきました」　お友達にお礼を言い、談笑をしながら帰宅をしました。　そうして、わたくしは自室へと真っ直ぐに入って勉強机に座り、まっさらなノートを取り出してから鉛筆を手に取ります。　小説の執筆は、直接的には勉学に関係ありません。　けれど、これからすることはわたくしが自由に世界を描くこと。　『本当のわたくし』が、やりたかった自由。　これは、カテリーネという少女が、黒龍様と共に役割から、村から抜け出してハッピーエンドを迎える物語なのだと、鉛筆を走らせました──。
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4月10日
蒼翼将軍～元生贄娘　あとがき
な、長かった……。やっぱり長くなりました。元生贄娘の方とか、5話くらいで終わらせるのを想定してましたからね。 5話くらいって言わなくてよかった。今まで読んでいただいた方々が満足できる小説だったでしょうか。気が向いたら、他の方にこの小説を紹介していただけると作者が喜びます。７～８あたりは書きたかった肝の場面なだけあって、多めに反応をいただけて大変嬉しかったです。この後は生贄娘の番外編をちょくちょく書きつつ、あるものに応募するためのものを書く予定です。応募作品が書き終わったら、書きたい新しい作品を書く予定。多分男主人公。予定は未定。予定は未定！エドゥアルダの仲間条件ですが、倒すユニットが男性・未婚・物理攻撃を主体とするキャラクターでないと不可になっています。なので恋人がいても結婚してなければ可能だったりする。エドゥアルダが早くきた原因ですが、帝国が落ち着いた状態だったからです。本来のエンディングを迎えた状態の国だと、結構混沌としていてそこそこ危険でした。２の時代になってある程度落ち着いたのを知って来ていた、という話だったり。主人公が忘れているのでここに書くのですが、本来はもう少し落ち着いたキャラでした。２の時のエドゥアルダはもう少し落ち着いてて、ねちっこく攻めてくるキャラです。今回のエドゥアルダは猪突猛進気味。蒼翼将軍は感情を理解したい 0214 ＞私に向かってくる視線も普段より多くなっているが、女性同士で密やかな会話をした後、首を振ることが多々あった。ヴァルムント将軍にお菓子あげたいな〜。でも、カテリーネ様がいらっしゃるものね～。と諦める女性達です。 Ⅱ 無駄に長くなった。ヴァルムント視点なせいで、多分いらないであろうところまで、ちゃんと書かざるを得なくなったというか……。でもそれがヴァルムントなので。元生贄娘は幸せを享受したい！２ →ヴァルムントが驚いていた件について黒龍討伐の際ヴァルムントは一度血塗れになり、蘇生したばかりでほぼほぼ瀕死なカテリーネを見ています。その時のことを思い出したからの反応です。６ →ペッソーラのレオペル豹のレオパルドからもじったものです。最初は素直にレオパルにしてたんですが、どうしてもレオパルドンという単語が頭によぎって仕方がなかったのでレオペルにした。８ →噂についてそれぞれがそれぞれで勝手に解釈し始めているので、ヘルトくんの話を真に受けた人もいれば、けなげな嘘をつくなぁ（にっこり）な人もいます。斜め上な解釈をしている人もいるので、まさに混沌。ただここにいるのは基本ヴァルムント側の人間なので、幸せを願っていることには変わりません。他思いついたらなんか追加するかも。
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3月18日
カクヨムコン中間選考について
今更にはなりますが、掲載しております生贄娘がカクヨムコンの中間選考を突破しておりました。読んでいただいた上に、♡や☆にコメントをしていただいたお蔭です。とりあえず参加するだけしてみよう！と参加し、正直通るとは全く思っていなかった為、結果を確認して「嘘だぁ」となっていました。とはいえ、小説を書いていく上での自信につながりましたので、本当に感謝してもしきれないです。皆様に、心より感謝申し上げます。
3月10日
嘆きの龍（ifバッドエンド）
前書きをカクヨムだと書けないので、掲載していなかったのですが、こちらならばいいだろうと思いこちらに乗せます。１６話からの分岐ifのバッドエンドです。曇らせ&尻切れトンボを読みたくない方はブラウザバックをお願いします。不意読み防止の行。 ☆★☆ 「お兄様」　俺の目の前には、会うことがないと思っていた妹が手に何かを握りしめて俺を見ている。　ヴァルムントの部下である2人が、カテリーネの要望でこの拠点に連れてきたのだ。「お会いしとうございました」　凪いだような美しい微笑みを浮かべるその顔は、真っ白い雪を通り越した肌色をしていて、いつか幼い頃に見た光景が浮かび上がってくる。　傍で控えているヴァルは、当惑した表情でカテリーネのことを見つめていた。「……何故、俺のことを知ってここに来たんだ？」　カテリーネを連れてきた部下達は悪くない。　どうしてか事情を知っているカテリーネから連れて行って欲しいと言われて、拒否はしにくいだろう。　とはいえ、俺達としては知らないまま生きていてほしかったのだ。　どうやって知ったのかを知りたいと思うのは当然だろう。　しかしカテリーネは、俺の問いに首を振った。「お話する時間がございません。……お兄様、これを」　ずっと何かを握りしめていた手を、俺に差し出してくる。　俺は、……受け取りたくないと思ってしまった。　心臓の鼓動が体全体に伝わって、嫌な汗が止まらない。　地面に立っている感覚が遠のいていき、自分が今両足で地面を踏みしめているのかさえ分からなくなってきた。「……カテリーネ。それは……、なんだ？」「わたくしが、……お兄様に、返さなければならない、ものです」　ますますカテリーネの顔色が悪くなっていき、声も途切れ途切れになっていく。　カテリーネは、差し出した手を徐々に開いていく。　金属のかすれる音と共に、握っていたものの姿が露わになった。　母上と最期にお会いした時に見た、あの、紅い光を放つ宝石がついたネックレスだ。　俺は、この状態のネックレスしか見たことがない。　しかし、紅い光を放っているのが効力を失ったものではないことくらい理解できる。　カテリーネが差し出してきた手に、同じように手を差し出すことができずにいると、カテリーネの体がそのまま前へと倒れていく。　とっさに感覚のない足を無理やり動かし、倒れゆくカテリーネの体を受け止めた。「カテリーネッ！！」　今受け止めたのは本当に人間の体なのだろうか。　いくら細いとはいえ、全く人の体を受け止めた気がしない。　抱きとめてカテリーネを見ると、ゆっくりとした呼吸で僅かに目を開くのが限界な様子だった。「か、カテリーネ、お前は、どうして、それ、を」　カテリーネは何も答えてくれない。　返事代わりに俺へと柔らかく微笑むと、緩やかに、……その瞳を閉じた。　体が、震える。　俺の心が、熱く、苦しく、燃え上がっていく。　痛みが広がっていき、体が悲鳴を上げている。　優しく、けれど強くカテリーネを抱きしめてから、その手にあったネックレスを手に取った。「……ヴァル」「……っ、……はい。こちらに」「カテリーネを、頼む。ダレにも、触れサセズ、安らかに……眠らせてやってクレ」　ヴァルがカテリーネを受け取りやすい体勢に変える。　近付いてきたヴァルが俺の顔を見て目を大きく見開いたが、すぐにカテリーネへ目線を移して瞳を揺らした後、慎重な手つきでカテリーネを受け取った。「……、カテリーネ、様……っ」　ヴァルはその体を傷つけないように、細心の注意を払いながらカテリーネを深く抱きしめる。　俯いて見えない親友の顔は、見なくてもどんな顔をしているのか分かってしまった。　俺達は、俺達が尽くしてきたものは、一体なんだったのだろうか。　体が震えて止まらない。　確かにネックレスを握っていたはずなのに、今はもう感触がない。　拠点を出て、前へ進む。　呼び止められるよりも早く。　前へ進む。　前へ進む。　ひたすらに、前へ、前へ。　もう、俺は、何を頑張ればよいのだろう。　ふと気が付くと、俺の手が白い鱗でびっしりと覆われており、指先は角ばって爪が大きく伸びていた。　足も同様に変化をしていたらしく、靴を内側から破壊して爪が飛び出している。　──ああ、なんだ。そういうことだったのか。　思わず笑い声をあげたが、その声はひどくしゃがれて人の声とは言えないものになっていた。　お前も同じだったんだな、黒龍。　深い絶望を味わった成れの果て。　どうにも抑えられない破滅的な衝動。　その結果が、コレだ。　俺は、──俺は。　ひとつ、空へと咆哮をあげた。　段々思考が、まとまらなくなってくる。　もどることだけは、だめだ。　破壊、しなければ。　カテリーネに、知らせた、……何を？　俺は、はかいを。　爪が、つちをえぐる。　つめが、くうをひきさく。　せなかのつばさが、くうきをおしだし、からだが空へいく。　おれは、こわさなきゃならない。　なにかを、……なにを？　もう、わからない。　ぜんぶ、こわそう。
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2025年2月8日
TS生贄娘は役割を遂行したい！　あとがき
ネタバレ防止に適当な話を先に。次に書きたいネタはいくつかあるんですが、書きたい大キメの場面を思いついてから書くタイプな為、そこが決まらない限りは書けないんですよね…。生贄娘でいうところの２１話～２５話です。その辺決まったら新しい話を書くと思います。カクヨムの方々が曇らせ＆バッドエンド展開が好きかどうかわからなかった為こちらにのせていないのですが、ハーメルンの方に曇らせバッドエンドを一話だけ上げてます。カクヨムくん、前書きとあとがきがないのでその辺不便。・どうでもいい話ヴァルムント視点だけ複数あり、１０の倍数になっています。１０の倍数なのは特に意味はないです。・誰にもつっこんでもらえなくて悲しかったことファイルの拡張子（マニアックすぎた…？）経験値泥棒（明確な元ネタあり）・なんで本編あそこで終わったの？カテリーネの中の人が、カテリーネとして生きることを決め、巫女でありゲームの人物である【カテリーネ】という役割から脱却したからです。それ以上を書くとタイトルから逸脱するので…。本人は自覚していませんが、「おれ」になったのはカテリーネとして生きるにあたって起こった変化。・カテリーネとヴァルムントの「その先」は書かないの？書きたいところは書ききったのと、どっちも惚れていると指摘すると否定するので、どうあがいても先が長くなるからですね…。最終話での最後の台詞は告白しているようなもんじゃん！って思うかもしれませんが、ヴァルムントくん的には事実を言っただけです。そうだね、事実だね。 ◆入れたかったけど入れなかった一文 XXIV 　ぶっちゃけみんな馬鹿だ。おれもその馬鹿の一人。いえ〜い。 ◆流石に下品すぎるな……と思って入れなかった文２５話セベリアノ「同じ家に泊まってたんだし、可能性はなくはないよね〜？」ヴァルムント「軍師貴様ッ！！」・以下キャラと原作での設定について〇中の人ちゃんと日本名があるにはあるが、出さないまま終わった。もう本物カテリーネのものであるし……。あたおか願望以外は、一般人に近い感性を持っている。ヴァルムント以外には罪悪感を常に持っていた。（セベリアノには恐怖）本人基準で、わりと感情むき出しのまま当たれたのがヴァルムント。〇ディートリッヒ家族大好きお兄ちゃんであるが故に、妹と母親の死は彼に大きな影響を与えました。カテリーネが生きていると知らずに生きたままだった原作の彼は、皇子としての仕事はするし民の為に働きますが、どことなく人生を諦めた人間として育ちます。その為、ディートリッヒを慕ってついてきた人間達も、貴方と共に殉じます精神でいました。ヴァルムントもその1人です。本編ではカテリーネが生きていると知ったので、割と明るいまま生きています。妹が無事に生きてくれるならなんでもできるぜー！状態。ディートリッヒというただの人間の心を家族に置いている。ついてきている人達も原作と違って、生きてほしいんだけどな…と思っている人達ばかり。一番原作から離れている人だったりする。もし皇子じゃなくなったら飯屋をやりたいと思ってるけど、多分実現しない。本編お兄ちゃんはカテリーネの生存の可能性を知り、お前が生きてくれているならば何よりも嬉しいのだと心の底から喜ぶと同時に、「自分たちのことを知らないまま生きていて欲しい」と思いました。現状、皇族として生きるにはあまりにもな状態だったからです。かといって、簡単にカテリーネを救うに救えません。皇帝側からの監視があるのと、カテリーネを逃しただけだと大元の問題である黒龍が生存したままになってしまいます。皇族としてそれは許せません。その為にヴァルムントが黒龍を倒せるほどに成長するのを待つのと、皇帝側が混乱してて監視の目がゆるくなる時期を狙った結果、儀式らへんになったのです。〇ヴァルムント実はあんまり原作から変わってない。本編ヴァルムントは強くなる為の理由にカテリーネが加わり、原作よりも強くなってはいる。なお本物カテリーネとは根本的に反りが合わない。父親が地味に「下の子＝ズィリックと気が合ったかもしれないのに……」とも言ってましたが合うわけがない。ヴァルムントは歴史が好きだから本を読み漁っていましたが、ズィリックは色んなことを知れるから本を読み漁っているだけであり、歴史自体にはロマンを感じていないので、本編でも仲良くなるのは割と厳しめ。ヴァルムント本人はいたって真面目なので、単純に合わないだけで別に悪いところはない。〇本物カテリーネ結構な自由人として現れましたが、それは現代日本での生活をしたからであり、原作カテリーネの時はガチガチの洗脳下のままだったので、お堅い人物で決められたことしかできない人間でした。はたから見たら神秘的で高潔な人間に見えてた。かといって性格が大きく変わるわけではなく、元々ドライめな性格なので、洗脳がなくても血のつながっている家族に対して特になにも思わない。日本ではなんでもできすぎるが故に、巫女という役割として生きることはある意味楽だったんだと気が付きましたが、結局縛られることが嫌だったんだと結論づけます。ただ黒龍への信仰だけは「俺」として生きている間も持ち続けている。色んな意味で狡賢くなった。黒龍に願って魂を交換した、と言っていますが実際は…。その辺書くか書かないかは迷ってる。せっかくコメントいただいたので、あげるとしたらこちらのみかな。ちゃんと設定決める前のキャラ固め用に書いたのは残ってはいたりする。〇ヘルト実はヘルムフリートという本名があったりするが、出ないまま終わった。原作にしろ本編にしろカテリーネが初恋であるが、原作はプロットで書かれていた通り、『近所の窓辺でピアノ弾いているお姉ちゃんが気になっていて、たまに会話する程度』。本編では、近所の綺麗なお姉さんが度々話しかけて可愛がってくれている状態なので、だいぶカテリーネによる脳破壊が進んでた。内心、カテリーネに似合いなのは将軍だし、はたから見てもカテリーネの矢印も将軍に向かっていると分かっていて諦めているが、それはそれとしてけじめをつけたい。〇セベリアノ（ズィリック）問題児。原作では本物カテリーネの精神的な壁が高すぎるので、前髪で隠していた目については尋ねていない。皇族を倒すという復讐を終えた彼は虚しさだけが募り、家族がいない地にいるのが限界になって国から去りました。本編では八つ当たりでカテリーネを傷つけた後、僕がしたかった本当のことはこれだったのか？と後悔しています。その後はせめてカテリーネが自由に行動できるようにと便宜を図りました。和解をしてディートリッヒと話をした時に、セベリアノの顔を見て、どこかで見たことがある顔だと言われます。それが父、もしくは兄のことを言っているのだと気がついた彼は、本来家族が望んでいたであろうことをすると決めました。ナッハバールにだけは本当の自分のことを話した模様。それ以外のキャラクターはカテリーネが関わったこと以外で大きな変化はなし。強いていうならラドじいさんが実質カテリーネの保護者化したくらい。原作ではさほどカテリーネと交流はありませんでした。以下変化はないけれども、出てない存在した設定〇ナッハバール実は外国人。出稼ぎにこの国へ来ていて、この国の人と恋に落ちたのだが、皇帝による暴挙で亡くなってしまう。その暴挙を止める為に解放軍立ち上げの1人となったが、リーダーとなるには外国人なのがネックだった為、仮リーダーをしていた。セベリアノは経歴不詳だし本人もやりたがらないし、他にもリーダーとなれる候補者がいるわけでもなく……となっていたところに来たのがヘルトだったりする。〇皇帝ウベル俺以外の皇族に近い者は全員死んでしまえという思考だったので、ズィリックの家族を秘密裏に始末させた。他にも被害者多数。そんなことを調査してくる将軍は邪魔なので消した。ちゃんとディートリッヒは自分の子であると分かっているが、『冗談』でガリーナに俺の子じゃないだろと言った。ガリーナは真に受けた。まあ大体最悪な人物。他にもあるのですが、並べるのに飽きたのでここで終わります。ここまで見ていただき、ありがとうございました！
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