そういえば昨年あたり、『ギャンブル学園 確定少年と薄幸少女』をMJ文庫ライトノベル新人賞に出していまして、その結果が返ってきました。
当然のごとく落選しましたがこの新人賞には評価シートというものがあって、自分の作品の出来不出来を知ることができるシステムになっているんですね。
で、その結果なのですがざっくりまとめると
・全体的にまとまりすぎていて嘘っぽい
・設定にリアリティがない
あたりに問題点が集約されていました。ラノベのくせに設定のリアリティって……半額弁当を殴り合いで奪い合うラノベとか、テストの点で強くなる召喚獣が普通に存在するラノベで育ってきたこっちとしては戸惑うばかり。それにそれなら異世界に転生するのはリアリティがあるのかよと不服な気もしますが、どうなんでしょうか。
逆に言えば舞台設定を異世界へ飛ばしてしまうことのメリットはまさにここなのかもしれません。「この学園はギャンブルで揉め事を解決する!」といっても「はぁ?」となる人は多いと思いますが、「俺が転生した先はギャンブルですべての物事を解決する異世界だった……」なら「そんなもんか」と思う人が大多数なのでしょうね。
やっぱり理不尽な気もする!
まぁあるいは、そういった設定の違和感を吹き飛ばす勢いがなかったという点にも問題があるのでしょうか。全体的に評価が低調だったので審査員との相性が悪かった可能性も。
ギャンブル学園で行われるゲームに関してはアイデアはまだあるので、うまいこと設定を換骨奪胎してまた書きたいですね。