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【特訓】描写の練習③

以下の③が描写の内容です。
画像生成したイラストからイメージしたものを描写しています。

描写の内容を、添削して下さる方がいたらお願いします。(特訓なので)


因みに、プロンプトは以下になります。

水彩画のポスターを生成してください。
設定:ケータイ小説風のイラスト(世界最後の日(仲直りをする(AとBは別れていた)))
A=一人の高校生少女
B=一人の高校生男子

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描写:③


【改善⑤】

「なあ、何が見える?」

2年付き合っている彼氏の勇太と、オンライン通信で繋がっている。
アイコンの下からボイスの大きさが分かった。

「夕陽が、見えるよ」

画面から目を離すときれいな景色が広がっていた。私には今日で世界が終わるとは思えない。

「こっちは満月がいる」

勇太は私より遠い場所にいるらしい。
突き刺すような声が聞こえる。

「なあ?」

勇太は私を呼ぶ。

「なに?」

私は勇太に返事する。

「今まで、ありがとな」

一呼吸をおいてから勇太はそう言う。

勇太は唐突で一方的だ。
こちらの気持ちなんて考えてない。真っすぐで正直だ。

でも、彼は彼なりに気を使って話すのかもしれない。
そうじゃなきゃ、「ありがとう」なんて言葉は出てこない。

「うん、ありがとう」

私は彼に答えた。

「ノイズが強いから、もうすぐだな」

地球の活動が終わることによって、通信が上手く届かなくなる現象らしい。
SNSを通じて知った情報には、そうある。

勇太は話を切り上げようかと思っているのだろう。
だけど、私は止めた。

「明日、待ってる」

「え?」

「明日、あそこで待ってる」

勇太といつも一緒にいた学校の屋上だ。

「なに言ってんだ、明日なんてもうこないだろ?」

「ううん、明日は来るよ」

私は勇太にお願いした。

「しゃあねえな」

勇太はため息をついて私のわがままを聞いてくれる。

「絶対に、こいよ」

「うん、待ってる」

勇太が「じゃあな」と話を終わらせようとしたから、「じゃあね」と締めた。

そうしてこれからも、この世界がずっと続いていることを想って、私は目を閉じた。

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