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「十指神様の糸檻姫」シナリオ風SSパート2

こんばんちわんです。


前回の近況ノートに引き続き、「十指神様の糸檻姫」のSS書きました。
ネタバレが含まれますので、スクロールずずずーっとしてご確認ください。
完結後のテンションが高いタイミングで書きましたー!

↓「十指神様の糸檻姫」はこちら↓
https://kakuyomu.jp/works/16817330662347122966

↓前回はこちら↓
https://kakuyomu.jp/users/koutounokarin/news/16817330666409796015







■ 「十指神様の糸檻姫」シナリオ形式ショートストーリー ■


※本編のアフターストーリー的なものです。
※本編のネタバレが含まれます。
※四コマの文字版的な感覚で読んで頂ければと思います。


――
■その2

 コヨリにもらった織物から力を吸収中なメグリト。
メグリト(織物もらえてよかった。俺もといヒトヒラは、十指神の中でも最弱と言われてもおかしくねえ状況だからな)
トバリ「え、良いな。ずるい!」
 泣いてメグリトにしがみつくトバリ。
トバリ「|ぼくも《私にも》|コヨリちゃんの作ったもの《乙女の織物》|が欲しいよ《を寄越せ!》!」
メグリト「|うるせえ《やかましい!》! |神《トワ》|も同時に喋るんじゃねえ《は黙っていろ!!》!! 気が散るわ!」
 トバリと喧嘩してボコボコにされたメグリト。
コヨリ「なんでメグリトそんなにボロボロなのよ?」
メグリト「俺の神が十指神の中でも最弱だからだ」
コヨリ「なんて?」

――
■その3
※2の続き

 もう一回、力を吸収中なメグリト。
 最初のはトバリ&トワに奪われ……もとい譲った。
メグリト(もうひとつ作ってもらえて助かった。礼言わねえと)
 吸収タイムが終わってコヨリの居るところに向かう。
メグリト「コヨリがいるのはこの部屋か。おーい、コヨリ。ふすま開けっぞ」
コヨリ「えっ? ちょ、ちょっと待ってよ!」
メグリト(そういや、ふすまを開けたら、鶴が人間に化けて織物してたっつー昔話があったな)
メグリト「んな昔話の鶴じゃあるまいし、良いだろ別に」
 遠慮なしにふすまをバーン!と開けるメグリト。
 着替え中で着物脱ぎ掛けだったコヨリ。
コヨリ「きゃーー!!!」
メグリト「ぎゃーーーー!!!(トバリに知られたらボコられるー!!!)」
コヨリ「なんでギャーなのよ!」

――
■その4
トバリが持って来ているお金とかについて。

トバリ「お金はトワ様がなんとかしてくれているよ(※17筋参照)」
コヨリ「まさか、糸でお金作ってるとか? 偽造通貨!?」
トバリ「違うよ。そんなことしたら犯罪でしょう?」
コヨリ「じゃあどういうこと?」
トバリ「トワ様へのお賽銭と、お供え物だよ。本当はぼく、トワ様のところの宮司をやっていてね」
コヨリ「いま明かされる事実! 神様へのお供え物を私に持ってくるとか、大丈夫なの!?」
トバリ「大丈夫。コヨリちゃんのためだから、喜んで提供してくれてるよ?」
コヨリ(本当っぽいから、余計に怖いわ…。対価になにを要求されるのかしら…)

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