灰色キャット

待ってまーす！(^-^ゞ

闇次 朗さん
ありがとうございます。少しずつあげていけるよう頑張りますね！

リヴァイブ・ヒーローの感想

作品の応援メッセージはあくまでもその話の応援コメントを書く物だと思っていますので、あえてこちらに書かせて頂く事にしました。

キャットさんのリヴァイブ・ヒーローは自分の作品と通ずるところがとても多く、感銘を受ける作品です。異世界からの侵略であったり、過去の英雄の転生であったり、ロボット、近代兵器との戦闘など【ビートの冒険】のプロットと同じテーマを扱う作品として、とても意識しています。
自分のような遅筆と違いサクサク更新されて行くのを羨ましく思うと共に、『あぁこうだったらいいなぁ』と感じる事も多く、一個人の感想として参考というか……そう思う人もいるんだ位に感じて頂ければ嬉しいです。

まず、一番自分が気になるのが【セイル】の扱いについてです。物語的には【グレリア】が(たぶん)主人公ですし、彼が無双する話は自分的にはとてもわくわくします。
最初の頃のセイルは正直上級のモブだと感じていました。ですが、タイトルが変わる頃にはセイルの成長物語にどっぷりハマってしまいました。
特にラグズエルとの戦いあたりからは新しいマジックコードを得てとてもワクワクしながら彼のストーリーを楽しんでいました。
ですが、スパルナの登場と共にくずはが放置されているのが若干残念でした。(このあたりは後でも触れます）
ラグズエルとの決着をつけたあたりまでが自分の中では最高でした。そのあとは善戦するもやられっぱなし、マジックコードは奪われるわ、新たなコードで無双するかと思いきや手のひらであしらわれている様な扱いで、更に実験場の生き残りスパルナまでもが殺されてしまい正直ガックリきました。かなりセイルに感情移入している自分としては、この最終章はストレスが溜まってしまい、ページをめくる手が止まる事が多くなりました。最後の戦いに向けての伏線と分かっていても、それでも彼のここまでの努力と戦いを派手に無双させてあげて欲しかったと感じています。だからこそ最後の戦いにはすごく期待しております。

一方のグレリアですが、力はあるのに中々無双してくれない。アストリカ学園でもリアラルト訓練学校でも、学園生活は割りと満喫していました(笑)
正体を隠して色々探っていたのも分かるのですが、勇者を圧倒しても、銀狼騎士団に入隊しても、強力な力に対する恐れみたいな表現が強くて、あまり爽快感のある展開にならなかった気がします。その方がリアリティーはあると感じますが、こういった冒険小説にはテンプレですがやはりバトルの爽快感があった方が好まれ易く感情移入もしやすいのかなと感じました。
更に言うとセイルに対するラグズエルの様なライバル的な敵の存在がグレリアの方には薄い感じがしています。最初の頃のゲス勇者は良かったですが、それ以外だとあまり印象にありません。結局ラスボスのロンギルス皇帝か勇者ヘルガくらいですが、どちらもセイルと戦っている為、彼の敵、彼の壁である感じがしてグレリアの【敵】な感じがしないのです。そのあたりが後半へ進むほどグレリアに感情移入しにくくなった原因かなと感じます。
また、グレリアは単独潜行が多い為かシエラやエセルカが置いてけ堀になっていてヒロイン感が薄い気がします。そこはセイルもくずは置いて行っちゃうので同罪です。とは言えセイルはスパルナに救われてる感が強いですけどね。

まあこれは自分の作品がハーレムコメディになってるので余計に感じるところなのかも知れません。

それにしてもグレリアは二度も学園生活を送っているのでもう少し学校時代の知り合いが絡んで来ても良いのかなと思います。
ミシェラあたりはもっと登場するかと思ってましたから少し残念です。

思う所は色々書かせて頂きましたが、自分の作品にも言える所は多々多々ありますので、これからもたくさん参考にさせて頂きながらも、この世界の謎と戦いの決着を楽しみに待ってます。

自分ごときの感想がキャットさんの執筆の参考に、少しばかりでもなれば有難いです。長々とすみませんでした(*^▽^*)

闇次 郎さん

感想やコメント、本当にありがとうございます。

スパルナの下りは今でも悩んでいます。本当は生かすルートを考えていました。この場合は、スパルナと共闘でヘルガを倒すルートの予定だったのです……が、結局彼の乗り越える壁は皇帝にしたかったのと、流石にヒロイン予定だったくずはを置いてけぼりにするのは不味い……と思った結果、ああなってしまいました。我ながら、下手な使い方をしたと思います。
作中でくずはとスパルナを密接に絡めるには、二人の実力差が激しく、結局くずはを置いてけぼりにする羽目になりましたからね……。くずはのパワーアップイベントを組んであげれば良かったとかなり後悔しています。

次のグレリアですが、本来はリアラルト訓練学校の下りはプロットに組んでなかったんです(苦笑)。
あそこの下りからどう物語を組んでいいか分からなくなってしまい、試行錯誤した結果、ミシェラや他の子たちが生まれました。
本当はミシェラの伏線は完全回収する予定でした。彼は実はヒュルマの実験兵器で、暴走した彼がグレリアに迫る力を発揮して、本気のグレリアがそれを止める……といった感じですね。

それをカットしたのは、グレリアはそういうキャラクターではなかったと判断してしまった結果……ですね。
今思えばもう少し突き詰めた方が良かったと今更ながらに思います。

銀狼騎士団編に突入した辺りで、セイルと対比になるように恐れられる英雄である事を強調したかったのですが、はっきり言って上手くいきませんでしたね。セイル(光)に対するグレリア(闇)みたいな形で。

グレリアは設定を重視しすぎて失敗してしまいました。もっと爽快感のあるバトルをさせてあげたかったのですが……私の能力や思考不足の完全な犠牲者になってしまいました。

一番の犠牲者はヒロイン勢でしょうけどね(苦笑)。

今回の失敗はダブル主人公にしてしまった事でしょう。設定も妙に凝りすぎた結果、上手く制御することが出来ず、ですからね。
セイル単体であげれば良かったと思いますが、この失敗や応援のコメントや感想を糧にして、より良い、楽しめる作品を作っていきたいです。

ミシェラの件とても納得しました(笑)
人体兵器の件は確かに近代兵器で武装するヒュルマの軍には合わないかも知れません。むしろセイル側と絡めてスパルナと戦わせるのも面白かったかなと思いました。
それにしても少しルートや設定を変えただけで軌道修正が上手く行かなくなる事って良くありますよね。
うちもダンジョン攻略編が先に来てしまいこの後の設定が全て狂ってしまいました。f(^_^;
次の人間牧場編には教会騎士団と隠密起動が絡むお話で、オルクさんの街道設備工事にまつわるトラブルもあるのですが、ダンジョン攻略編よりもボリュームが少ないのでどうストーリーを盛り上げるか迷ってます。
また、ダンジョン攻略編でミレイ隊長だけでなく、シスターモモまでが強くなってしまい足手まとい感が無くなってしまったので、新しく強敵を考えなければならなくなりました。本当はすぐさま王都に向かわせたいのですが、日比斗と教会、それに隠密起動と王家について少し方向性をつけておきたいのでどうしても話をひとつ入れたいと考えています。
長かったダンジョン攻略編も今書いている話しで終わり(終わらせたい(笑))なので次のストーリーが切羽詰まってます。遅い更新でもコツコツチェックしてくれている方がそこそこいるので何とか楽しんでもらえる様に頑張りたいと思います。
こうやって思っていることや感じている事を読んで頂けるキャットさんの存在はいつも本当に有り難く思っています。これからも宜しくお願いいたします。m(__)m

ヒュルマ軍でSFチックなのは機動兵士ゴーレムくらいですからね。闇次 郎さんの言葉で、人体実験の成功例って事でスパルナとやり合うのも面白かっただろうな、と思いました。

ちょっと物語の順序を変えると、大きく狂ってしまって慌てるんですよね……。
街道設備、という単語自体が書き起こすのに地味さが出てしまいますから、短めになりがちですよね……。
ヒロイン勢もパワーアップしてましたし、強敵を作るとなると今度は調整に苦労しそうですからね……(苦笑)

予定が狂った以上、方向性を作る話を入れるのは重要だと思います。土台があればそれにそって行きやすいですしね。

私自身も色々と話し合い……というか読み合いが出来て、有り難くもあり、嬉しいです。
ただ書くだけよりよっぽどモチベーションも上がりますし、こちらこそこれからもよろしくお願いします！