私は以前からなんとなく、インターネット上でアンチコメントなどをされたら自分はどんな反応をするのか、ということに興味がありました。
いえ、インターネット上で何かトラブルがあったという話ではありませんよ！
ご安心ください(^^♪
個人的な体感ですが、自分はインターネット上でも、インターネットの外でも、精神的に傷付けられた経験は平均よりも少ないのではないかと思っています。
幸運なことであり、そしてもちろん、皆様のお陰です。
ただ、私の場合は、インターネットの外よりも、インターネット上のほうが多くの人と接する可能性があるわけですから、どうしても気の合わない方や、うっかり思ったことを言ってしまう、というような方と出会う確率も高くなりますよね。
そういうわけで、何かトラブルがあった際に、自分はどのような感じになるのか、どういう対応ができるのか、という疑問が、日頃からなんとなく頭にあったんです。
そうしたら、先日、インターネットの外で、なのですが、以前からほどほどの付き合いがあった人から突然、デリカシーの無い発言をされたんですよ。
そのとき、咄嗟に出た私の反応は、
「うるせえ黙ってろ(゜-゜)」
でした。
もう、食い気味どころか、相手が何を言おうとしているか理解した時点で、食い込みで黙らせました。
いやあ、私って、こうなるんですねえ。
しかし、あのときは、
・自分がとても気にしていたことを正面から突っ込まれてグサッと来たこと
・今の時代にそんなこと言う⁉ という驚き
・あなたの立場でそんなこと言う⁉ という驚き
・これまで私とあなたはそんなに仲悪くなかったよね⁉ という驚き
・こっちのこと何も知らんくせに何を言うとんのコイツ⁉ という怒り
で、つい感情的に怒ってしまったなあと、今になって思います。
相手は、自分がたまたま知らなかっただけで、人の気持ちを考えることが苦手な人だったのかもしれません。
思っていることがすぐに口に出てしまう人だったのかもしれません。
柔軟な考えを持つことが苦手な人だったのかもしれません。
何かモヤモヤしていることがあって、それを無意識に私にぶつけてしまったのかもしれません。
私より年上でたくさん稼いでいるから、自分が偉くて正しい、と思っていたのかもしれません。
そして、私はその相手に対して、以前にも感情的にものを言ってしまったなあと思うことがあったので、その際、相手は私の想像以上に傷付いていたのかもしれません。
また、相手の言うことは、私の欠点の見方の一つとして間違ってはいないと思いました。相手は私の欠点が昔から気になっていて、迷惑に感じていながら長い間我慢していたために、ついに爆発してしまったのかもしれません。
ただ、もう、私には、明らかにデリカシーの無さすぎる発言だと感じられたんですよね。
欠点を指摘するにしても、言い方や態度をもう少しどうにかしてもらえれば、こんなに傷付かなかったのに、と。
完全に我慢する必要はなかったと、私は今でもそう判断しています。
しかし、相手にも様々な背景があったのでしょうし、私にも原因があるわけですから、感情的に怒っても仕方なかったですし、無益な激しい喧嘩になってしまうリスクだってありました。
どのようなスケールのトラブルや争いにおいても、感情だけで相手を制圧しようとすることは、やめた方がいい、どころか、本当に危険だと思っています。
どのような争いでも、感情だけで何かをして勝てば、一瞬は気持ちがいいかもしれませんが、一瞬気持ちいいだけです。
長期的に見れば、根本的な解決はできませんし、わだかまりも消えませんし、自分にも相手にも大きな損失しか残りません。周囲に多大な迷惑がかかる可能性だってあります。
――そう思っているのに、怒ってしまったんですよね。
ここでインターネット上の話に戻りますが、インターネット上で私に悪口を言う人がいたとしても、私はその人について、ほとんど何も知ることができません。
インターネットの外で会う人のこともよく分からないのに、顔も名前も事情も知らないインターネット上の人に対して感情的に怒っても、きっと何も解決しませんし、事態は悪くなる一方ですよね。
しかしまあ、インターネット外では「うるせえ黙ってろ(゜-゜)」となる私です。
インターネット上での言動には、インターネット外での言動以上に注意を払っているつもりですが、的確に癇に障るようなことをされたら、勢いで「うるせえ黙ってろ(゜-゜)」が出てしまうかもしれません。
――ということに、いま気付くことができて、本当に良かったです。
感情がワーッとなったときは、自分から出るものに注意しなければならないと知ることができたので。
ワーッとなっているときこそ、冷静になるというのは難しいに決まっているのですが、これはもう、失敗しながら少しずつ学んでいくしかないかなと。
顔も名前も知らない人と大喧嘩になる前に、失敗と学びを少しでも得ることができて、自分は幸運だったと思います。
もう、ワーッとなっているときには、ぜんぶアイツが悪いんだ！ 自分が勝って気持ちよくなりたい！ という風になってしまうんですが、そのまま突き進むと後で取り返しがつかなくなります。
実際、そのデリカシーのない発言をしてきた人とは、私としてはだいぶ気まずくて、あれ以来一度も顔を合わせていません。
相手は何とも思っていない可能性もありますが、メッセージはブロックしてしまいましたし、もう、こちらでの表示名を『ノンデリ野郎』にしてやろうかなんて考えていましたね(*'ω'*)
まあ、今のところは、気まずくて会わないようにしている、だけなのですが、これからグズグズと面倒なことにならないとも言い切れませんし、あのとき、もう少し冷静な対応ができていたら、ましな結果になっていたかもしれません。
皆さん、一瞬の快楽は猛毒ですよ……。
最後にもう一度言いますが、ご安心ください！
本当に、あの相手とは顔を合わせていないだけで、あれ以降に嫌がらせをされたり喧嘩になったりということはありません。
また、カクヨム様、ひいてはインターネット上でお会いする皆さんには、これまで「うるせえ黙ってろ(゜-゜)」とまで思ったことはありませんので、今まで通り、楽しく交流させていただければ嬉しいです( *´艸｀)
そして、インターネット上でも、インターネットの外でも、本当に色々な考え方、感じ方の方がいらっしゃいますから、トラブルが全く起こらないということは有り得ないし、トラブルが起こるのが、生物である人間なのだと思います。
そんなとき、顔も知らないインターネット上の人と助け合う、というのは難しいかもしれませんが、日頃から一緒に考えていただいて、いざというときに、冷静に、平和的な方法を取れるようにと、心がけることができればいいかなと思っています。
私たち人間の体は他の野生動物より貧弱かもしれませんが、代わりに、発達した知能を持っています。
ご先祖様たちが築き上げてきた知識や技術、そして反省もあります。
世界は、私なんかには到底理解できないほど複雑ですし、これはただの綺麗事ですが。
私たちは人間なのですから、何かトラブルがあったときには、どうすればアイツを打ち負かせるのか、いかにして自分が気持ちよくなるか、ではなく、どうしてこのような問題が起こってしまったのか、どうすれば根本的・平和的な解決ができるかということを、せっかくなら考えていきたいものです。
これは、自分たちとは遠いところで起こっている争いについても同じで、表面的・限定的な情報だけを見て、自分はこっちの味方になる！ アイツを潰せ！ という気持ちばかりをエネルギーにして行動すれば、争いが余計に熱くなってしまうだけです。
もちろん、傷付いている人を守ることは大切なのですが、問題の複雑な本質を見抜こうとしたり、長期的な視点に立って、根本的・平和的な解決策を探そうとしたりする姿勢は、忘れてはならないと思います。