『文豪ストレイドッグス』の二次創作を書くにあたり、フランツ・カフカ先生の『変身』を読ませていただきました。(青空文庫様、ありがとうございました!)
主人公がある日突然、一匹の毒虫に変身してしまう──という現実離れした展開から始まるのですが(ここは有名ですかね(*´艸`*))、そこからの、主人公やその家族、周囲の人間たちの言動や心情が非常にリアルに見えて、目を背けたいけれど背けてはいけない──そんな気持ちになりました。
長編ではないのですが、なかなかハッピーな展開もなく、文字もぎっしりで、読むのは大変かもしれません。
でも、ぜひ、最後まで読んでいただきたいと思います。
崩壊した小さな世界で、ただ一つ変わらなかったもの──。
それすらもきっと歪んでいるのに、苦しみ、狂ってしまった一家を見た後では、ふっと涙腺が緩むようでした。
青空文庫様より、日本語のものが無料で公開されていますので、ぜひ(*´艸`*)