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雪花のあとがき

『月落ちる森』に星★評価ありがとうございました!続編頑張ります。゚(゚´ω`゚)゚。

この間にスピンオフ短編集の『雪花、ひとひら』を更新しておりますので、今回はそのお話をしたいなと思います。



というわけで、
以下ネタバレ含みます。↓



あらすじに書いてある通り、スピンオフなので『月落ちる森』(以下月森)か『落日の薔薇』(以下らくばら)を読んでくださった方にしか届かない内容だと思います。

特にヒースが主人公格であるらくばら要素が強いかもしれませんが、雪花で初出し情報が多いので月森の途中(14話から36話あたりかな?)から読んでいただいても大丈夫です。

要はヒースの正体と、彼の抱える事情について。と、クレンネル家に対する世間の目。ヒースとディーンの関係。などをご存知の方向けの短編集となっています。


◆各話について

『蒼に消ゆ』
ヒースと師匠のお話。
後編で師匠がディーンの母親ベアトリクス・アスタールだったことがわかります。ベアトリクスは近衛騎士団所属の青竜の騎士でした。
竜騎士と竜の関係について少し明かされましたが、師匠の竜アズラエルの最期を見たことでヒースは竜の執着に対して複雑な思いを抱きます。
シュセイルでは雪の結晶を模したアクセサリーが人気です。とある有名なお姫様が身につけていたからだとか。
短編集のカラーの指標となったお話です。

『白竜姫の恋人』
ヒースと白竜シルフィのお話。
蒼に消ゆの後にこれ持ってきてよかったのか未だに悩んでいます笑
時間はぐっと進み、らくばら2章に登場するジニア村のテレサの両親が経営する宿屋での一幕。
早く大人になってヒースを繋ぎとめたいシルフィと、ゆっくり大人になってほしいヒースとの戦いは続く……!
恋愛小説家ミーナ・コゼット先生の正体は不明ですが、私も是非拝読したいところです。

『ブルー・アイズ・ブルー』
クレンネル親子のお話。
タイトルは某洋曲から。『僕の瞳が青くなったのは、あなたのせい』(意訳)だったかな? 誰のせいなんでしょうねという話。
クレンネル家がシュセイルの人々から恨まれる原因となった事件について言及されました。クレアノールについての話が禁句というのは、この件を思い出して自分のアイデンティティが揺らいでしまうからですね。亡国の王子様はヒースが一番嫌いな言葉です。
この作品群に度々登場する『青き瞳の姫君』と『エリオスの肖像画』はキーアイテムです。ところで、エリオスの肖像画の部屋には先客が居たようです。


ということで、時系列バラバラで読みにくいですが、これはどの辺りのお話なんだろうと予想しながら読んでもらえたら嬉しいです。こちらもよろしくお願いします。

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