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いまが旬かもしれないけどいまいち踏ん切りがつかなくて保留した話ぃ!

悪役令嬢、婚約破棄、転生聖女……いろいろネタを考えてみたけどいまいち踏ん切りがつかなくて書かなかったお話たち。日の目を見る気配が薄い彼らの供養です!

1、「ゾンビになって婚約破棄されたわたしの悠々自適な腐ったライフ(生活)」
・令嬢に転生したら不治の病で死んでしまった主人公。召使いのネクロマンサーに蘇らせてもらうも自分が蘇るとは思っていなかった貴族の子息に婚約破棄されていた。とはいえ体が貧弱で優柔不断な彼には元々興味がない。自由の身になった主人公は趣味の同人活動に没頭。資料が乏しいので男を誘惑してデッサンしたらあとはポイ。乙女ゲーの世界で乙女ゲーを流行らせることを目標に、彼女は今日も今日とて理想の腹筋を追い求めるのだった。

ひとこと:乙女ゲーに関する知識が乏しいので断念。でもたぶん、いろんな男を誑かしてはあっけなく捨てる飄々とした女主人公は書いてて楽しいと思います。そんな彼女が本気で言い寄られてどぎまぎする様子とかも微笑ましいんじゃないかと思います。調子にのって酷い目にあうのもお約束。でも最後の最後で身を挺して彼女を助けたのは、猛勉強と過酷なトレーニングを経て立派になった貴族の子息なのでした。
大筋は奇麗にまとまりそう。でも乙女ゲーはわかりませぬ。

2、「ゴーレムになったら婚約破棄されたので隣国を滅ぼすことにしました」
・原因不明の病に侵された主人公は全身をゴーレムに改造して一命を取り留める。ところが隣国の王子がゴーレムになった彼女を見て婚約を破棄。彼の豹変ぶりを怪しんだ主人公が調査すると、実は隣国の王子は主人公のもつ領土だけが目当てで彼女を毒殺しようとしていたことが判明。
真相を知った彼女は怒り狂って王子の国に単身で乗り込み不当な労働と過剰な税によって苦しむ人々を扇動して武装蜂起。一騎当千ならぬ「一機」当千の彼女は、いつしか虐げられてきた人々から「鬼甲聖女」と呼ばれるようになっていた。同時に隣国からは「鬼女」と恐れられた。

ひとこと:読者層が不明なので断念。イメージは元旦那への復習に燃える元嫁のバイオレンスアクション映画「キル・ビル」。それと申し訳程度の聖女っぽさでジャンヌ・ダルク。内容は完全に男性向け。ですが婚約破棄というワードにどれくらい需要があるのか不明です。心優しいお姫様だった主人公が冷酷な女王様に変貌してバッタバッタと敵をなぎ倒すのは爽快感があると思います。
絶対に書きたいシーンは王子の後妻との戦い。
王子の後妻「やっちまいなぁ!」

3、「冷たい唇」
2050年。人間同様の動作ができる労働用ロボットはコスパが悪いため、死者を改造して労働させることが一般化した社会。病院で恋人を看取った直後の頼子に労働「死」者派遣会社のエージェントが「恋人さんともう一度会いたいと思いませんか?」ともちかける。
エージェントの口車に乗せられた頼子は大金を払って恋人を疑似蘇生。脳みそをICチップに替えられた恋人には記憶も体温もない。あの頃の彼に戻すため、頼子は機械のように従順になった恋人にかつての仕草を教え込む。徐々にもとの恋人に近づいてきた頃、恋人の妹が現れて兄を火葬したいと告げてきて……。

ひとこと:恋愛メインのお話。世界観の元ネタは屍者の帝国。従順すぎてむしろお馬鹿になった恋人が愛嬌たっぷり(たぶん)なお話。ぐつぐつに煮えた熱湯をいっき飲みしたり鳥の糞が顔についたまま「愛してるよ」なんて囁いたり。そんな彼を修正していく主人公の健気さよ……。いつか書きたいけどいまは異世界物やファンタジーの練習中なのでとりあえず後回し。そもそも死んだ元カレを蘇らせて一から育てる話なのでとてつもなく人を選びそうですしね。短編でさくっとまとめちゃう可能性が濃厚です。

なんやかんや考えて素直に男性向けを書くことにした結果誕生したのが「ゴーレム転生」でした。
人外転生のレジェンドである転スラっぽさがありつつ下地になっているのはわれはロボットや屍者の帝国、サイバーパンクエッジランナーズ、アイ・ロボットなどなど。
それにしても書籍版の転スラって上下二段で書かれているんですね。大判だと読みやすくていいですね。同じ上下二段でも刀語なんかは文字が小さいのでなかなか読むのがしんどかった思ひ出……。けっきょく途中でアニメに切り替えました。

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